Adobe Scene7徹底解剖

テンプレに名入れや店舗別カスタマイズしてPDFを生成する 「ウェブtoプリント」 機能 | Scene7徹底解剖#7

オンラインで名入れやカスタマイズをした結果を、印刷できるPDFとして出力
「この商品いいね」の気持ちを引き出す「表現エンジン」 Adobe Scene7徹底解剖
このコーナーでは、特にECサイトでのユーザー体験とサイトの成果をアップさせる「Adobe Scene7」について解説していく。Scene7の概要については 「『この商品いいね』の気持ちを引き出す『表現エンジン』」 をご覧いただきたい。
Scene7利用企業は“ウェブtoプリント”機能によってこんな効果を得た実績が:
  • 幅広いカスタム印刷ソリューションを提供
    • コンバージョン率を向上し販売サイクルを短縮
    • カスタマイズ結果を表示することで返品を削減
    • B2BおよびB2Cの販売プロセスを改善
  • オンデマンド方式のサービスにより、各ユーザーが地域別のマーケティングおよび販促用素材を自由に作成可能
    • 定型化されたワークフローにより、間違いをなくすと同時に手間も削減
    • 事前の印刷、保管および発送コストの削減
    • ブランドの一貫性を保持しながら、同時に高い柔軟性を確保

Scene7の機能を知る [7]
ウェブtoプリント

Adobe Scene7(以下「Scene7」)の「ウェブtoプリント」は、ウェブ向けのサービスとしては少し毛色の違ったサービスだ。

どういったものかというと、ビジュアルコンフィグレーションのようにオンラインで名入れやカスタマイズをした結果を、こちらでは印刷可能なPDFとして出力できる。

利用シーンとしては、お客さんに対して

  • ブランドロゴの入った事務用品や文房具
  • 名刺作成
  • オリジナルグリーティングカード作成

といったサービスを提供する場合、または、チェーン店の各店舗が利用するためのマーケ/販促マテリアルを本部が用意して、各店舗のスタッフが店舗名や自分の店舗用のメッセージを追加して使う場合などだ。

たとえば、次のような、カスタマイズして作ったグリーティングカードをPDFでダウンロードできるサービスを実現できる(この例では日本語を入力しても正しく表示されないが、サービス側で日本語フォントを設定しておけば問題なく表示できる)。

画像をクリックで実際に動作するウェブtoプリントを表示(Scene7のデモ)
画像をクリックで実際に動作するウェブtoプリントを表示(グリーティングカードを作れるScene7のデモ)。カスタマイズして[Get PDF]ボタンをクリックすれば、作ったカードのPDFをダウンロードできる。

ほかにも、Scene7のウェブtoプリントのデモページでは、オリジナルカレンダーの作成サービス、パーティの招待状の作成サービス、店舗用セールチラシのカスタマイズなどをウェブtoプリントで実現している例が用意されている。

画像をクリックすると、実際に動作するウェブtoプリントのサンプル一覧を表示(Scene7のデモ)

実際にウェブtoプリントを使うには、テンプレートとしてInDesignまたはIllustratorでデータを作り、それを拡張機能のAdobe Scene7 Creative Suite ExtensionでScene7 FXG形式に変換したものをScene7にアップロードして、カスタマイズ部分をScene7で設定して印刷テンプレートを作っていくことになる。

なかなかテンプレートを適切に作るのは難しそうなウェブtoプリントなのだが、現在はSDK(開発キット)が提供されているので、ウェブと印刷物をシームレスにつなぐ仕組みを、以前よりも手間をかけずに開発できるようになっているという。

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