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海外&国内SEO情報ウォッチ
Facebookの いいね! が検索順位に影響を与え始めた など10+2記事(海外&国内SEO情報)

「グーグルの検索結果からコンテンツを削除する方法」「rel="canonical"タグのハッキング」なども
鈴木 謙一 2011/5/20(金) 9:00 tweet172このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

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今週のピックアップ

  • いいね! が検索順位に影響を与え始めた
    ★★★☆☆ まだ米Bingだけ (Bing Community Search Blog)

    フェイスブックの「いいね!」が、検索エンジンでの順位に影響を与え始めたようだ。といっても、フェイスブックと仲の悪いグーグルではなく、Bingの話。

    フェイスブックの友だちが「いいね!」を付けたサイトが検索結果に出てきたときに、その友だちのアイコンを表示するようにフェイスブックとの連携機能をBingが提供し始めたのは今年の3月。今回、フェイスブックとの連携をさらに一歩進めたことを発表した。

    これまでは友だちが表示されこそすれ検索結果のランキングに変更はなかった。しかし今回パーソナライズ結果を強化し、友だちの「いいね!」が検索順位にも大きな影響を与えるようになった。場合によっては、3ページ目や4ページ目に埋れていた結果が上に出てくるかもしれないとのことだ。

    この他に主な追加機能が2つある。

    • コレクティブIQ
      フェイスブック全体の「いいね!」のデータに基づいて人気のあるサイトを検索結果ページに表示したり、大手のブランドや企業の最近のコンテンツを表示したりする。
    • カンバセーショナル検索
      場所や学歴、職歴のようなフェイスブックのプロファイル情報に基づいて特定の人物を探せる。また旅行やショッピングのウィッシュリストを共有できる。

    Bingの検索とソーシャルメディアの融合はさらに加速しそうだ。さて、グーグルはこれにどう対応してくるのだろうか、そして、日本ではどういった展開になっていくのだろうか、興味深い。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • グーグルの検索結果からコンテンツを削除する方法
    ★★★★☆ FAQですね (グーグル ウェブマスター向け 公式ブログ)

    グーグルの検索結果からコンテンツを削除する手順を、グーグル ウェブマスター向け 公式ブログが詳しく説明している。コンテンツを削除したいウェブページの管理者である場合管理者ではない場合の2パターンに分けられる。詳細は公式ブログの解説を読んでいただくとして、注意点を2つ挙げておく。

    • コンテンツそのものを削除したときには、そのURLにアクセスすると404または410エラーを返すようにしておく必要がある。どちらかを返しおけば何もしなくても検索結果から消えるが、説明にあるようにウェブマスターツールから削除リクエストを申請することで処理を早めることが可能だ。
    • コンテンツは残しておくが検索結果に表示させたくないときは、そのページにnoindex robot metaタグを記述しておくか、robots.txtでGooglebotのクロールを拒否しておく(ただしrobots.txtの場合はリンクが多いとURLだけが検索結果に出ることもある)。

    何度も繰り返されて質問されている内容であるし、いつ自分に必要になるかわからないので、確認しておくといいだろう。

  • Googlebotは無条件でアクセス許可、でも人間のユーザーは認証させたい、どうしたらいい?
    ★★★☆☆ 閲覧制限をかけているサイト向け (グーグル ウェブマスター セントラル 公式ヘルプフォーラム)
    グーグルの検索結果に表示させるためにGooglebotのアクセスは無条件で許可するが、人間のユーザーがアクセスしたときはログインが必要なのでまず認証ページを表示させたい。どうしたらいいのか。ユーザーだけをリダイレクトしたらクローキング判定される心配はないか。

    このような質問が、グーグル ウェブマスター セントラルの公式ヘルプフォーラムで投稿された。

    このケースでは、「First Click Free」(ファースト・クリック・フリー)を利用するのが適切だろう。「First Click Free」については以前にWeb担で安田編集長が解説している。簡単に言うと、本来はユーザー登録や課金がないとコンテンツを見られないサイトでも、グーグルの検索結果からアクセスしたユーザーに対しては、最初の1ページだけは制限をかけずにコンテンツを閲覧できるようにしておくサイト側の仕組みのことを指す。

    ファースト・クリック・フリーの仕組みにしない場合は、グーグルにはアクセスを許可してページのコンテンツを見せるが、ユーザーを認証用のページにリダイレクトして別のコンテンツを見せることになる。しかしこれは、Googlebotとユーザーに別々のコンテンツを見せることになるので、グーグルがガイドラインで禁止するクローキングに当たる。しかしコンテンツへのアクセスに登録や認証が必要なこのような場合においては「First Click Free」に従えばガイドライン違反に問われることはない。

    ポイントは、クローキングだと判定されてペナルティを受けるのを避けつつ、検索結果に表示させたいかどうかだ。検索結果に表示したいならば、グーグルが定めるように「ファースト・クリック・フリー」の仕組みをサイト側に実装して、検索結果からやってきたユーザーにもコンテンツを見せる。検索結果に表示されなくてもいいのならば、「ファースト・クリック・フリー」なんて面倒な仕組みを実装しなくても、閲覧制限ページのインデックスを禁止してしまえばクローキング扱いされることはない。どちらを選ぶかは、そのサイトの管理者であるあなたが決めることだ。

  • HTMLコードのエラーはSEOに影響しない
    ★★★★★ 100点満点でも検索エンジンは評価を上げない (SEMリサーチ)

    ウェブページのHTMLコード間違いが検索結果にどんな影響を与えるかの問題について、SEMリサーチの渡辺氏がグーグルのマット・カッツ氏の説明を引用しながら理論的に解説している。

    起こりうるコードの間違いに関しては、インデックスされないとかランキングが下がるといったネガティブな影響は発生しない。たとえば、h1タグより先にh2タグを記述するのは論理構造的にはおかしいがクローリングには支障がないとグーグルは言っている。おかしなHTMLや文法違反のHTMLがマイナスに働くことはないし、逆に、完全に文法に準じていたとしてもプラスに働くこともない。

    ただし渡辺氏はこうも言っている

    一方で、1GB以上のHTMLファイルや、技術的に完全に破たんしていて意味不明な状態になっているウェブページはインデックスがされないのですが、それはコーディングエラーとは別の次元のお話です。

    たとえば、headセクションの閉じタグ(</head>)を書き損じたとしたら、これはきわめて重大なエラーでbodyセクション内のコンテンツはグーグルに読み取ってもらえない場合があるだろう。これはHTMLのバリデーションとSEOの関係を語る以前の問題だ。

  • ユーザーが使っているディスプレイの解像度はどのくらい?
    ★★★☆☆ ディスプレイ解像度最適化(笑)のための参考に (パシのSEOブログ)

    パシのSEOブログさんが、自身が関与するサイトの訪問ユーザーのディスプレイ解像度データを業種別に公開している。

    サイトを作成するときにページの横幅をどのくらいの広さにするかで悩んだことのあるウェブ担当者は多いはずだ。既存のサイトのリニューアルであれば、それまでのアクセス解析から傾向をつかめる。将来の展望も踏まえながら割合の多い解像度に合わせればいい。しかしユーザー属性によって使用しているコンピュータの種類が違ってくることもありそうなので、まったく新しいジャンルで新規にサイトを公開するときは手がかりがない。こちらの記事で公開されているデータが1つの参考値になるかもしれない。

    解像度の高いワイドスクリーンのディスプレイが一般的になってくる一方で、従来のディスプレイより解像度の低いスマートフォンからのアクセスが今後増えていくだろう。幅広のページとスマートフォン用のページ(+ガラケー用のページ)といった複数のレイアウト・デザインのページを準備する必要性が高まってくると思われる。

    ちなみに、本当に調べなるべきデータは「画面の解像度」ではなく、「ブラウザのページ表示領域のサイズ」だ。Google Analyticsでは解像度までしか調べられないが、SiteCatalystのような高機能ツールでは表示領域のサイズまで調べられる。

  • 被リンクの多様性についてのディスカッション
    ★★★☆☆ 質の高い和製SEOフォーラムが欲しい (インハウスSEOブログ)

    インハウスSEOさんが投稿した「被リンクの多様性について」の記事に対して、WEB in the morningさんとメディアフェイスさん、SEOコンプリートさんがそれぞれの見解をそれぞれのブログで述べている。

    元記事やそれに反応した他のブログ記事に書かれている「被リンクの多様性の考察」に関して、ここではその善し悪しを言及するつもりはないが、こういった形でSEOに携わる人の間で意見が交わされるのは良いことだ。

    このコーナーが始まった2年前に比べると日本でもSEOブログの数が増えている。この4サイトはいずれもコーナー開始当初には存在しなかったブログだ。「SEO力」のあるウェブコンサルタントやウェブ担当者たちが活発・率直・紳士的に意見を述べ合えるとしたら、それは好ましい傾向だと筆者には思えるので紹介しておく。

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