Zen Codingでid属性を指定する
Zen Codingでid属性を指定する
HTMLコーディングでは、任意のHTMLタグに「id属性」や「class属性」を指定して、装飾やレイアウトを指定します。HTMLタグとid属性、class属性は、CSSの「セレクタ」と対応しています。
id属性は一般的に、要素の場所を特定するために用いられる属性です。たとえば、「<h1 id="sitetitle">サイトタイトル</h1>」というタグは、「sitetitleというidを持つh1要素」という意味です。
id属性は場所を特定するものなので、ひとつのHTML文書中にひとつしか認められていません。
Zen Codingで任意のタグにid属性を指定するには、「タグの省略形#id名」と入力して展開します。
- 省略形の入力
Zen Codingを導入したエディタでid属性の省略形を入力する。
- 省略形の展開
ショートカットキーで省略形を展開する。
- コードが展開された
「h2#category」が「<h2 id="category"></h2>」と展開されている。
Zen Codingでclass属性を指定する
class属性は、複数の要素に共通のスタイルを適用するための属性です。
「<p class="date">日付</p>」という記述で「dateというクラスを持つp要素」の意味になります。
class属性は、1つのHTML文書に複数設定することができます。たとえばブログのトップページのように、記事の数だけ日付のp要素がある場合、p要素に同じclass属性を付けておけば、内容が区別できるだけでなく、装飾の指定をまとめて行うことができます。
Zen Codingでclass属性を指定するには、「タグの省略形.(ドット)クラス名」と入力して展開します。
- 省略形の入力
Zen Codingを導入したエディタで、class属性の省略形を入力する
- 省略形の展開
ショートカットキーで省略形を展開する。
- コードが展開された
「p.entrydate」が「<p class="entrydate"></p>」と展開されている。
この記事は、書籍『HTML+CSSコーディングが10倍速くなるZen Coding』の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
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