ポイント7 一目で分かる改善前後チェック

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ポイント7 一目で分かる改善前後チェック

チーターで私が一番好きなレポートを紹介します。それが「ページ毎改善前・改善後比較ツール」です。画像を見て頂ければ、その良さが伝わるかと思います。

チーター6.0

このようにあるページに対して、改善日を設定する事で、その前後1日・3日・1週間・1か月・1年の各指標を比較できます。指標はアクセス数・直帰率・離脱率・エントリー率などを確認できます。

このレポートを使えば、あるページを改善したときに、その効果を1つの画面で簡単に見られます。このように改善日を指定して前後で変化を比較するというレポートをもっているアクセス解析ツールは、チーター以外では、見たことがありません。

しかし、1つだけ気になった点が。これは数字が出ているだけで、結局改善したのか、していないのかが表から読み解くのは大変です。しかし、これもワンクリックで解決できます。画像にある「詳細 差分・改善率を表示」というボタンを押すと、表が横にのびて、改善率が表示されます。

チーター6.0

これで、改善・改悪した箇所が一目でわかります。非常によくできているレポートですよね。

ポイント8 グルーピングされた誘導元&プロモーション分析機能

集客系のレポートを見ていたときに「わかりやすい」と思ったレポートを紹介します。たとえば「プロモーション別訪問数グラフ」を見てみましょう。

チーター6.0

各流入施策がグルーピングされた状態で数字を見られます。ここで表示されているグルーピングはすべて、ペンシル側で作成・アップデートしています。自分たちで分類を作る必要がないため、すぐに分析を始められます。

たとえば「訪問者・誘導元調査」のレポートでは、次のようなグルーピングが行われています。

チーター6.0

たとえば、こちらはブログやウェブメールという単位でグルーピングされています。多くのアクセス解析ツールでは、単純にリファラーやドメイン名をそのままの名称で集計して表示しています。しかしチーターでは、「日本語化」⇒「グルーピング」といった作業を行っているため、レポートがわかりやすくなっています。かゆいところに手が届いていますね。

もう1つ、レポートを紹介しておきましょう。

チーター6.0

こちらでも、

  • FAQサイト
  • オークション
  • 動画サイト
  • Twitter
  • URL短縮サービス
  • 懸賞サイト

など、かゆいところに手が届く、しっかりとしたグルーピングがされていることがわかります。

おまけの+1 ログ型ならではの定期的な精度向上

チーターの機能には直接関係ないのですが、チーターの魅力の1つということで、「定期的な精度向上」を紹介したておきましょう。

ウェブは常に変化しています。そのため、その対応が追いつかないことがあります――たとえば、

  • ある特定のクローラーが計測されていた
  • 新しいブラウザが出てきた
  • モバイルである検索エンジンが登場した

などです。多くのアクセス解析ツールでは、この事実を反映するのですが、正しい状態で計測できるようになるのは、あくまで「設定がされた日以降」になります。

しかしチーターでは、精度を上げるという観点から、過去のデータに対してもこのフィルタを適用するということを行っています。これによって、過去のデータも綺麗にクリーニングされて、より精度が上がるのです。

過去の数字が変わってしまうというリスクは確かにあるものの、より高い精度でデータを取りたいという思いが伝わってくる運用だと思い、ここでポイントとしてあげました。

「わかりやすい」へのこだわり

こうしてチーターを紹介してきましたが、実際に使ってみて、他のアクセス解析ツールにはない機能やわかりやすさがあり、好感をもちました。

私のようにデータを見ていろいろ加工したり、分析したりという入り方をしていると、こういった「分りやすさ」のことを忘れてしまいます。「画面からデータが落とせさえすれば、後はローカルで加工するからいいや」とか「わかりにくくても良いから、いろいろなデータが出ているほうが嬉しい」と考えてしまうからです。

しかし、チーターはそれとは逆の発想を持っています。画面でわかりやすいレポートをいかに提供するか。そこに対するこだわりを感じました。

そんなチーターですが、アクセス解析ツールという視点で見ると、まだ改善の余地がある部分も、少しありましたので、紹介しておきましょう。

チーターがもう少し改善するといい点
  • 使っていていくつかのレポートは統合できるのではないかと感じました。わかりやすさを重視しているツールなだけあって、レポートの種類は少ないほうが良いのではないでしょうか。

  • 複数のレポートを1つの画面で表示する「ダッシュボード機能」が欲しいと感じました。レポート固有のURLがあるので、それをクリックすれば、レポートを選択する手間は省けるものの、ダッシュボードがあれば一画面で済むのではないでしょうか。

  • 分りやすさという観点では「アラート機能」があると良いと思います。ある指標が悪くなったとき、あるいは、しきい値を超えたときにメールが飛んだり、画面でサマリーとして表示されたり。レポートを開かなくてもどこに課題があるかを把握したいです(一部機能は、次期バージョンで実装されるようです)。

  • 書いてきた内容と相反しますが、やはりレポートをダウンロードするという事はあると思います。現在はCSVしかダウンロードできないので、他の形式のサポート、そして、メールでの定期配信機能は欲しいなと感じました。

  • 後はGoogle Analyticsで言うところの「アドバンスドセグメント」機能が欲しくなりました。しかし、これはオプションで提供されているという事もあり、普段は必要ないかもですね。

最後に

感想に関しては、少し上の方に書いてしまったので、繰り返しになってしまう部分もありますが、まとめておきます。

チーターの特徴は「わかりやすさを重視したアクセス解析ツール」に集約されるかと思います。使っていて「おっ、これ嬉しいな」とか「わかりやすいなー」と思ったことが何度もありました。いろいろなアクセス解析ツールを普段から使って・見ているから余計にそう感じるのかもしれません。

しかし、逆に言うとアクセス解析ではなく、コンサルティングという視点から入ると、このようなレポートやアウトプットが正しいのかもしれません。どちらが良いという正解はないと思いますが、

アクセス解析ツールを使ってみたが、難しい
レポートの加工をローカルで行う手間が嫌だ
タグを入れるのが大変(だけどアクセスログはある)

といった条件にマッチする方は、ぜひ検討してほしいツールです!

今回紹介したツール:チーター6.0

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