国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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iPhoneのデフォルト検索エンジンがグーグルからBingへ? など10+2記事(海外&国内SEO情報)

マイクロソフトはアップルとどう交渉しているのか。

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今週のピックアップ

  • iPhoneのデフォルト検索エンジンがグーグルからBingへ?
    (All The Things Degital)

    iPhoneでは現在、グーグルが標準の検索エンジンとなっている。しかし、「Bingを標準の検索エンジンにするという話し合いが、アップル社とマイクロソフト社との間でされている」という噂が取りざたされている。

    マイクロソフトは公式なコメントを控えており事の真偽は不明だが、ウォールストリートジャーナルのAllThingsDigitalが伝えるところによると、グーグルを追い出してBingが標準になるというよりは、ユーザーの意志でグーグルからBingへ設定変更できるオプション(ただし目立つオプション)として提供されるのではないかということだ。

    とはいえ、単にユーザーが自分で切り替えるようになるのか、初期設定でBingがデフォルトになるのかは、まだ不明だ。この記事では、事情が明らかになっていない理由として、アップルは秘密主義であり、交渉途中にリーク(情報漏洩)があった場合、それが理由で交渉が打ち切られることがあるからだと指摘している。

    もしiPhoneのデフォルトの検索エンジンがBingになれば、日本でも発売が始まった人気のiPadも同じ設定になることも考えられる。そうするとiPhone・iPadユーザー向けにBingのSEOに必死になって取り組まなければならなくなりそうだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • 日本では10人に8人がヤフーで検索し、10人に5.6人がグーグルを使っている
    (ネットレイティングス株式会社)

    ネットレイティングスが、インターネットユーザーの検索行動に焦点を当てた検索サービス利用動向レポート「MegaView Search(メガビューサーチ)」の提供を開始した。

    2010年4月度月間利用動向データによると、日本の主要検索サービスの検索クエリ数は、ヤフー検索がトップで23億6904万回、次いでグーグル検索が16億6037万回だった。

    検索利用者数のデータをみると、検索サービスを利用した人の81.1%がヤフーを、56.2%がグーグルを利用したことがあるという結果が出ている。日本におけるヤフーの優位性は依然として続いているようだ。

  • 実験してみました「noindexタグを3大検索エンジンはどう処理するか」
    (SEMアドバイザーの揺さBrain!)

    検索結果にウェブページを表示させないようにする代表的な手段として、インデックス禁止を指定するnoindex指定がある。noindex指定をする場合は、HTMLのheadセクションに次のように記述する。

    <meta name="robots" content="noindex" />

    検索エンジンごとに制御したい場合は、次のように指定する。

    • Googleだけを対象にする場合:
      <meta name="Googlebot" content="noindex" />
    • Yahoo!だけを対象にする場合:
      <meta name="Slurp" content="noindex" />
    • Bingだけを対象にする場合:
      <meta name="MSNbot" content="noindex" />

    すでにインデックスされているページにnoindexのmetaタグを追加してインデックス数にどのような変化が現れるかを実験した結果を、こちらの記事では公開している。

    結果によれば、ヤフーはある時点から順調にインデックスから消えている。グーグルはいちばん反応が早かったもののいったん元に戻りその後徐々に減っている。Bingはじゃっかん減った程度である。

    もちろん、実験対象にしたサイトのコンテンツ数やクロール頻度、内部リンクの構成によって結果は変わってくるし、インデックス数の調べ方(site:コマンドを使ったのか、各検索エンジンのウェブマスター向けツールを使ったのか、1つ1つのURLを検索ボックスからチェックしたのか)によっても数字は変わってくるだろう。しかしこういう実験を実行し、しかも結果を公開するウェブ担当者は少ないので参考になる。ぜひ追跡調査もしてほしいところだ。

  • ヤフーカテゴリに登録されるには何ページ必要?
    (Yahoo!ビジネスエクスプレス スタッフブログ)

    Yahoo!ビジネスエクスプレスを利用してYahoo!カテゴリに登録してもらおうとしても、サイトのページ数が少な過ぎると登録できない。では、何ページあればいいのかいう質問に対しての公式見解が出ている。

    サイトのテーマや内容によって必要なページ数は異なりますので、一律何ページとは言い切れません。

    では逆に質問します。

    ご自身の商品やサービスを、ユーザーが理解し、満足し、購入に至るには何ページ必要でしょうか?

    それが必要なページ数です。

    そっけないが、もっともな答である。2~3ページですべてを伝えきれるサイトというのは稀だろうし、かといってツールで自動生成したページが何千何万とあっても中身が伴っていなければ審査には合格しないだろう。

  • 見られてはいけない管理ページが検索エンジンでヒットしないようにする方法
    (japan.internet.com)

    「いかにして検索結果に自分のサイトを出現させサイトの目的に合うユーザーを検索エンジンから多く誘導するか」がSEOでは目的になる。しかし、場合によっては検索結果に表示させたくないときもあるだろう。たとえば、ネットショップの管理ページなどだ(漏洩事件があったのは記憶に新しい)。

    こちらの記事では、検索エンジンのクロールやインデックスをブロックする次の3つの方法を紹介している。

    • robots.txt
    • noindexタグ
    • 公式のサイト管理ツール

    もちろん、これらの方法が検索結果への表示を防ぐという絶対の保証はないし、検索エンジン以外のルートで一般ユーザーに知られてしまうかもしれない。こちらの記事でも、同様の指摘をしたうえで、検索エンジンをより確実にブロックして一般ユーザーに非公開にするには、認証やIPアドレス制限をかけるべきだとしている。

    こちらの記事では、公開してはいけない情報が検索エンジンにインデックスされてしまった場合の適切な対応方法も示しているので、参考にしてほしい。

  • Google Analytics非同期トラッキングコード徹底解説
    (MOL)

    Google AnalyticsのJavaScriptコードとして、非同期トラッキングコードが標準になった。この「非同期トラッキングコード」の特徴や利点、設置場所などを細かに解説した記事。

    高度な内容になるかもしれないが、細部にわたって丁寧に調べてあり勉強になる。ぜひ一読してほしい。

用語集
Googlebot / Googleウェブマスターツール / HTML / JavaScript / MSNbot / PageRank / SEM / SEO / Slurp / meta description / metaタグ / robots.txt / アクセス解析 / インデックス / クロール / ヒット / リンク / 検索エンジン / 被リンク / 重複コンテンツ

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