企業ホームページ運営の心得
脳内TRUTHで一週間の流れを驚異的に速くする方法

残業をなくし仕事を楽しむ方法の1つ「タイムトライアル」を実践しましょう。Twitter、mixiのみちくさには注意
Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の百伍十四

2つのものの見方

今週はまだ半分、いやもう半分か?

本稿は毎週水曜日公開。さて一週間の真ん中のこの日をどう思うか。

まだ半分
もう半分

あくまで完全週休2日での話しですが、週の残りの「出勤日」をどう思うかの違いです。仕事が楽しいと一週間はあっという間に過ぎてしまい、仕事が辛いと週末が訪れるまでの時間を秒単位で数えるような虚しさに包まれます。そして私にとっての一週間はいつも早く、気がつくと土曜日になっています。仕事を楽しんでいるからです。

仕事には「楽しみ方」があるのをご存じでしょうか。もちろん、楽しい仕事ばかりではありませんが、「楽しみ方」を知っていればどんな作業も娯楽に変換できます。今回は仕事の楽しみ方について。

残業をしないためのタイムトライアル

楽しむ基本技は、すべての仕事を「タイムトライアル」にすることです。弊社では夕方6時過ぎ以降の残業は滅多にありません。それどころから設定した1日の作業予定をクリアしたら例え正午であっても「終業」としています。それなら楽しいだろうと思うでしょうが、私も経営者の端くれ。スキルに応じた「作業量(ノルマ)」を設定しており、特に私自身にはより厳しいノルマを設定していますので、達成のためにはトイレ以外は席から離れず、昼休みは食事の時間のみで、早朝4時から仕事をしなければならないことも珍しくありません。

多少終業が遅くなっても余裕を持って仕事をするのが良いという考え方もあるでしょうが、時間内に終われば「勝ち」で、18時を過ぎれば「負け」と悔しがる「ゲーム感覚」を弊社では採用しているのです。そして、この「終われば終わり」というインセンティブが、仕事を早く終わらせるモチベーションを高め、結果的に労働生産性を上げることに成功しています。

単純作業をゲームにする

タイムトライアルは、写真の切り抜きや、手書き原稿の打ち込みといった単純作業でも効果を発揮します。ゲームをはじめる前に用意するのは秒針のある時計一個。

まず、手書き原稿の打ち込みなら、1ページ終わるごとの「タイム」をチェックします。2ページ目はそのタイムを上回るように努力し、続いて3ページ目も同じく最速を目指します。3ページが終わった時点で「平均タイム」をだし、それを「標準記録」として、4ページ以降はこれを上回ることを第1目標とし、「最短記録更新」を第2目標として取り組みます。その他の単純作業も同じで、「最小作業単位」の平均値と最速タイムを追いながら作業することで「一喜一憂」を楽しむことができます。さらに複数人で「競争」すると、頭の中でF1のテーマソングT-SQUAREの「TRUTH」が流れはじめます。

デスマーチの対処法

ネットの中に楽しいことは溢れており、Twitterで呼びかければ即座に反応するフォロワーとのふれあいは刺激的です。ホームページ制作やWebサイトの管理をしているとネットの誘惑は少なくありません。

Twitter、ミクシィ、Wikipedia、2ちゃんねる……。1日どれだけみているかを計測します。特別なソフトは必要なく、パソコンの脇にメモ帳を置き、大雑把に時間を書き出します。Web担当者という職業柄、情報収集は仕事の一部ですが、本業に無関係の「ツイート(Twitterの投稿)」や、ミクシィで訪問者の「足あとチェック」を何回したでしょうか。1回当たりわずか僅か数秒の「みちくさ」でも1日にするとバカにならない数字になります。この「みちくさ」が残業の遠因となってはいないでしょうか。

そこでタイムトライアル。文字通り「寸暇」を惜しむことで「みちくさ量」と「残業時間」は自動的に減ります。無駄足から得る情報もあるので「みちくさ」を全否定はしませんが、無意識にネットに奪われている時間は少ない時間ではありません。

できる人の思考法

「タイムトライアル」を生み出したのはフリーター時代のことです。営業マンのミスで作業が遅れ、早朝から深夜まで働いても、さらに作業が積み残されていく状態が続きました。自分のミスを棚に上げて営業マンは現場に文句を言います。現場の不満が臨界点に達したとき、営業マンの上司がやってきました。「切れ者」と評判の上司は現場の「惨状」をみて、ネクタイをワイシャツのなかにねじ込み、私たちアルバイトの作業を手伝いはじめました。それをみた営業マンは現場の責任を声高に指摘し、手伝う必要はない上司に進言します。すると上司は営業マンを制して言いました。

いま、自分にできることをする

追い込まれてギスギスしていた心に爽やかな風が吹きました。まず、できることをやる。できるだけ早く、少しでも早く。気がつくと作業場の時計の「秒針」を眺めていました。より多く、より早くなるにはすべての作業手順を「1秒」縮めることができればいいと閃きます。いつしかトラブルを忘れ、時間との競争そのものが楽しくなっていました。

学びの場という概念

他にも楽しむ方法は沢山あります。仕事とは金を貰って学ぶ場所と考えるのもその1つです。ホームページ制作業は、最新IT事情に明るくなければならず、Twitterで「なう。」とつぶやくのも仕事の一環……と言えなくもありません。引っ越し屋では冷蔵庫の運び方を学び、パチンコ屋ではゴト師の手口と、店と警察署との親密さを知ります。職場環境において、無能を露呈する先輩は勉学の大切さを指摘してくれ、身を以て嫌われる方法を教えてくれている「バカ上司」や「理不尽な経営者」は「悪い見本」として手を合わせて拝むべき……と、何事も視点を変えて考えると楽しくて仕方がありません。

楽しみ方を知っていれば、どんな環境でも楽しむことができるようになります。そして仕事が楽しくなると、必然的に作業効率も上がり、自動的に周囲の評価が高まります。これが「好循環」。そして私の口癖の1つがこれ。

いま、自分にできることをする。できるだけ楽しく

パクリではなくリスペクトとして。そして今週も気がつくと後半戦へ。

今回のポイント

秒単位での「作業管理」で仕事は楽しくなる。

時々「みちくさ」のチェックも。

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