PR 2.0の現場から

リスティング広告、メルマガ、ニュースリリースの3本立てで

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リスティング広告、メルマガ、ニュースリリースの3本立てで

ウェブチームでは、日々のメインテナンスを内部制作でまかなっている以外に、bit-driveのメルマガやニュースリリース発信も担当しています。「ウェブチームの販促活動は効率的で優秀」と社内では言われているそうです。

現在は、WebサイトのPVは、劇的に伸びる状態から、現状維持という状況に変わっていたという加藤さん。担当者それぞれが自発的になりコンテンツが充実してきたが、ある程度のコンテンツが蓄積されると、SEOだけでは集客できないというジレンマが生まれていたそうです。

そんな中、リスティング広告、メルマガ、ニュースリリースを効果的に組み合わせた結果、相乗効果があったと指摘します。

いろんなサービスが同時に立ち上がる時期に、あらかじめ計画を立て、リスティング広告とメルマガ、そしてニュースリリースを効果的に組み合わせることで、去年と比較するとPVで1~2割増、ユニークユーザーも1割程度増えて、資料請求数も増えるようになりました。

ニュースリリースのよいところは、ずっとアーカイブとして残ること。広告によるPV増は一時的なものだったりしますが、1年前のニュースリリースからアクセスがあると“ロングテール”を実感します」(加藤氏)

オンライン広告については、「私たちのサイトでは、バナー広告では成果が出にくいので、記事広告が中心」という加藤さん。記事広告もWebサイトにコンテンツが蓄積できるよう、二次使用できるこようにしています。

サイトのキャッチコピーや、メルマガの見せ方、ニュースリリースの原稿も、リブランディングを意識して、トーン&マナーをあわせていきたい」という加藤さん。コンテンツの拡大とブランディングを念頭に、オンラインマーケティングの費用対効果を追求しています。

ネットでのトライ&エラーは「失敗も資産」の発想で

コンサルタントに頼んで戦略を策定してもらうのではなく、すべてウェブチームでPDCAをまわしてきたという加藤さん。変化の激しいネットの情報について、どのようにして情報収集をしてきたのでしょうか?

アクセス解析のツールは何がよいのか検討するときも、リスティング広告に挑戦するときも、どこの業者がよいのかは、セミナーで勉強しました。とにかく、いろんなセミナーに顔を出して情報収集・比較検討していました。セミナーの主催者さんに『また来ましたね』なんて言われたり(笑)」(加藤氏)

当初は複数の外部パートナーに自分が指示を出しながらやっていたリスティング広告やSEO、アクセス解析についても、現在は1社にまとめて発注することで、時間とコストの削減になったと言います。

過去の失敗も資産、自らの失敗も資産、として絶対に残さないといけない」という加藤さん。

今までお金を掛けて蓄積してきた資産が無駄になることがないようにという視点で、“今”だけでなく、“これから”もふまえて、施策を展開しています。

◇◇◇

ウェブの担当者として、ご自分でセミナーに参加して情報収集をするなど、成果を出してきた加藤さん。

ウェブマスターである加藤さんのお話から、企業にとってウェブサイトが情報ハブであるのと同様に、ウェブマスターも情報ハブとして、正しい情報を周囲に伝え、事業を推進していく力が重要だということに気付きました。

bit-drive事業部門は、2009年9月1日にソニーブロードバンドソーリューション株式会社に統合されました。今後、同社の他事業部門で運営するWebサイトとの統合など、今後、Webサイトの運営に変化が出てくるかもしれません。ネットのユーザーに認知されたドメイン名の重要性など、インターネットの特性をよく理解しているbit-driveのWebチームが持つ運営ノウハウは、新体制においても大きな役割を果たすことだと思います。」

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