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SEOで成果を上げる10カ条 など10記事(海外&国内SEO情報)

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  • meta keywordsって結局どうなのよ?
    (Search Engine Land)

    ここ数回にわたって、検索エンジンのmeta keywordsタグの取り扱いについてレポートしてきた。Search Engine Landのダニー・サリバン氏らによって、ヤフーについて新たな事実が判明したので、まとめを兼ねて今回も取り上げることにする。

    • グーグル
      これまで言われてきたように、meta keywordsを無視する。ランキングには影響を与えないし、インデックスもしない。まさしく、meta keywordsタグは無意味。

    • ヤフー
      meta keywordsタグのサポートを数か月前に止めたと代表がコメントしたが、正確な発言ではなかった。インデックスはしている。ただし、ランキングを左右する指標としては、非常に影響の小さな要素である。

      検索結果に影響を与えるのは、meta keywordsタグにしか存在しないキーワードが対象になる場合だけだ。つまり、コンテンツ本文、titleタグ、アンカーテキストなどにキーワードが存在すれば、meta keywordsタグにそのキーワードがあっても、プラスに働くことはない。どこにも見つからないときに最後のより所として、meta keywordsタグを見に行くのだ。

    • Bing
      Bingも、グーグルと同じく無視する。ランキングには効力がないし、インデックスもしない。Bingのイアン氏は数年前からサポートしていないと公言しており、ダニー・サリバン氏も無視することを自身で確認している。しかし、Bingは公式ブログで、検索順位の要因にはしないものの、適切なキーワードを記述することを推奨していた。だがこれは、meta keywordsタグのことをよくわかっていない人が、古いSEOをどこかからコピーしてきて転載したように見えるとのこと。

    簡潔にまとめると、グーグルとBingは完全無視ヤフーはインデックスこそするものの、利用するのはmeta keywordsにしか出現しないような極めて稀なキーワードが検索されたときだけである。

    なお無視するからといって、meta keywordsタグを使ってはいけないと主張する意図はない。

    (関連ソース)
  • 用語集をロングテール検索に結び付ける方法
    (SiteVisibility)

    用語解説ページをロングテールキーワードでの検索トラフィックにつなげる手法を、SiteVisibilityが解説している。新しいアクセスを生む手段として活用できそうだ。やるべき施策は以下のとおり。

    • 用語ごとに独立したページを作成する
    • 目次ページを作って全用語にリンクする
    • 各ページは最低でも英単語で250単語を使う(できれば300~400単語)
    • 各ページには次のようなtitleタグを付ける:
      ロングテールとは | ロングテールの意味
      ※「ロングテール」の部分にはキーワードとなる用語を入れる、以下同様。
    • h1タグは次のように記述する:
      ロングテールとは?
    • meta descriptionタグには次のように記述する:
      ロングテールの意味を調べるならこちら。簡潔でわかりやすい説明が「会社名・サイト名」の用語集にあります。
    • 用語が使われているページでは、必ずその用語をアンカーテキストにして対応する用語解説ページへ内部リンクを張る
    • 目次ページには次のようなtitleタグを付ける:
      検索エンジン最適化 用語集 | 用語の意味・定義
      ※「検索エンジン最適化」の部分には、業界のジャンルを入れる、以下同様。
    • 目次ページのh1タグは次のように記述する:
      検索エンジン最適化 用語集
    • 用語ページのページ末尾に、「この用語解説ページを読んだ人は、次のページも読んでいます」のように関連用語へのリンクを張っておく
    • 自社の業界の初心者向けガイドとして、ブログ記事、PDF化、情報共有サイトへの投稿など、他のリンク構築手段の用途に用語集を再利用する
    • 用語ページでは、役に立つ外部サイトへもリンクして読者にさらに有益な情報を提供する(ユーザーを外部に逃したくないという閉鎖的SEOの発想を持たない)
    • 用語ページにリンクを張ってもらう。リンク依頼を出したり、TwitterでPRしたり、Wikipediaにリンクを掲載したりする
    • キーワードに富んだURL構造にする:
      example.com/glossary/用語名.php
      ※「用語名」の部分はその用語をそのまま入れる。日本語の用語の場合は、UTF-8化してURLエンコードしておく。
    • 用語集ページを、HTMLサイトマップとXMLサイトマップに確実に含める
  • カスタム404エラーページはSEOにマイナスなのか
    (High Rankings Forum)

    存在しないページにアクセスしたときは、サーバーから404エラーというステータスコードが返され、エラーページが表示される。標準のエラーページは飾りっ気のない簡素なものなので、エラーページをカスタマイズしているサイトも多い。

    「カスタムエラーページを利用するとSEO的にマイナスではないか」と心配したWeb担当者が、High Rankingsフォーラムに質問を投げかけた。フォーラム管理者のジル・ワーレン女史は、次のように回答した。

    404のHTTPヘッダー情報を返せばインデックスされないから、サーチエンジンに対しては何も関係ありません。カスタム404ページを準備するのは、ユーザーにとって間違いなく良い考えですよ。

    Web担でもロゴ付きのカスタムエラーページを準備し、ユーザーが探しているページを見つける手段をいくつも提供している。

    Web担の404エラーページ
  • YouTubeのSEO、10のコツ
    (iMediaConnection)

    iMediaConnectionがYouTubeのSEOを解説している。このコーナーでも何度かYouTubeのSEOを取り上げてきたが、最新情報として参考になる。SEOモードが日本語で簡潔にまとめているので、引用させていただく。

    1. プロフィールページ内のどこであれ、可能なところにはリンクを入れる。
    2. 動画名を適切なものにした上で、そこに「動画」というキーワードを入れる。(多くのユーザーが「動画(video))」という言葉を含めて検索するため)※「video」をここでは「動画」と訳しています。日本語だと、「ビデオ」・「動画」・「映像」などいくつか選択肢がありそうです。
    3. 投稿動画にはユニークでキーワードを含んだディスクリプションを書く。この時、「詳細」が開かれなくても構わないように、必ず最初に誘導したいページへのURLを書いておく。
    4. 投稿した動画の説明を書いておく。これは検索エンジンが動画の内容を把握する助けになる。
    5. Youtubeのキャプションやアノテーション機能を活用し、動画ページの「詳細」に追加したリンクへの誘導を行う。
    6. 動画をキーワードでタグ付けする。関連キーワードがあればそれもタグ付けする。
    7. スパムやアダルトコメントの監視は必要になるが、動画へのコメントと共有を許可しておく。また他の人気のある動画へのレスポンス投稿の採用を検討する。これは他の動画の成功に便乗できると同時に、そこからユーザーを自分の動画へ誘導する手段にもなる。
    8. 動画にはロゴなどのウォーターマークを入れる。動画編集の際にこれらが常に表示されるようにしておく。
    9. 動画をクリックしてもらうのに大きなインパクトを持つサムネイルを挿入する。
    10. Youtube Insightsを通じて、動画の状態を分析する。

    なおSEOモードでは、この他にも海外のYouTube SEOのヒントを日本語訳しているので参考にしてほしい。

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