連載衣袋宏美のデータハックス
日別トレンドデータを使うのはどういう場合か? [アクセス解析tips]

衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) 2009/10/1(木) 10:00 (4) この記事をはてなブックマークに追加(7) 印刷用印刷用
‹ 前12次 ›

オフラインからオンラインへの効果も測ろう

次もあるECサイトの例だが、まだサイトを立ち上げたばかりで、メルマガなど会員リストはなく、この月はオンラインでのキャンペーンも特に行っていなかった。この月行った施策は、全国紙に「サイトのURLを記載した大きな広告」を何度か打つというものだった。下図をご覧頂こう。

図2:日別のページビュー数のオフライン広告による効果
図2:日別のページビュー数のオフライン広告による効果

ご覧の通り、新聞広告を見てサイトにアクセスしていると思われるピークが形成されている。特にアクセスを判別する仕掛けはしていなかったが、それでもこのようにおおよそはそれぞれの新聞広告の効果を知ることができる。

もし、新聞広告ごとの効果を測定したいのであれば、メルマガの効果をダミーパラメータで計測した方法とは少し異なるが、新聞広告に表示した特定のURLを入力したかどうかがわかるように仕掛けしておけば、新聞広告をきっかけにサイトを利用した行動の効果を精度高く測ることができる。

たとえば、新聞広告で表示したURLがhttp://tinyurl.com/ad1やhttp://tinyurl.com/ad2というもので、これを入力するとリダイレクトして、実際にアクセスするページはそれぞれ次のURLに飛ぶ設定であったとしよう。コンテンツはまったく同じでもURLを変えておく。

http://www.example.co.jp/shop/campaign_newspaper200901_1.html
http://www.example.co.jp/shop/campaign_newspaper200902_1.html

この長いURLは短期的には検索エンジンにすぐ登録されるものでもないと想定し、このURLのページビュー数が新聞広告からサイトを訪問した効果として計測すればよい。

まとめ

  • キャンペーン効果を見るには日別トレンドを使う
  • メルマガなどオンラインの広告効果はダミーパラメータで計測
  • 新聞広告からサイトへの訪問も把握できることがある
  • 少しの工夫でオフライン広告からオンラインへの効果測定を
‹ 前12次 ›

■丸2日でアクセス解析をマスターする「アクセス解析ゼミナール」を、 アクセス解析イニシアチブが4月14日と4月21日に開催します → 詳しくはこちら(3月中に申し込むと早割あり)

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Web Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

編著に『ネット視聴率白書2009〜2010』、監訳書に『Webアナリスト養成講座』がある。ブログ:Insight for WebAnalytics

(4) この記事をはてなブックマークに追加(7)
あなたの評価 : なし 平均 : 3 (投票数:1)
日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集

今日の用語

オプトイン
何らかの選択を望んですること。 広告メールを受け取ることなどを、ユーザーが ... →用語集へ

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

さくらインターネット株式会社株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズYahoo!リスティング広告at+link
ウェブアンテナ株式会社日本レジストリサービスWindows Azureオートノミー株式会社
株式会社キノトロープ株式会社アイレップ株式会社ニューズ・ツー・ユーシックス・アパート株式会社
株式会社サイバーエージェント富士通株式会社Sitecore