編集長ブログ―安田英久
Twitterやセカンドライフやmixiアプリに手を出して失敗する人の考え方

大切なのはツールではなくコミュニケーションプランニング。

今日は、ここ1~2か月で特に話題が多くなってきているTwitterや、8月から正式公開となるmixiアプリといったサービスに関して。要は「単に流行だからって乗るのはどうよ?」というお話です。

Web担3周年記念オフ会で、ゼロベースの石橋さんからこんな話を聞きました。

プロモーション目的のmixiアプリの制作を依頼されることが増えてきたのですが、
それ単体で制作会社に直接依頼されても困るんですよね。

mixiアプリやソーシャルアプリを否定しているのではなく、プロモーション目的ならば、mixiアプリ単体としての制作案件をWebサイト制作会社に依頼するのではなく、広告代理店を通してちゃんとプランを組み立てましょう、ということ(時間がなくて詳しくは伺えなかったので、石橋さんの意図とは少し違うかもしれませんが)。

先日、Twitterを中心としたソーシャルメディアのビジネス活用というテーマのセミナーでTwitterに関して話をさせていただいたのですが、そこで私が強調したのは、こんなことでした。

Twitter単体で何かしようとするのではなく、ソーシャルメディアとの関係のもちかたをどうするかが大切。そのうえで、さまざまなコンタクトポイントの1つとしてのTwitterをどう使うかを考えるべし。

Twitterの企業利用で成功している事例をみても、スターバックスがTwitterで行った広告探し企画は、ざっくり「イマドキの若い子にスターバックスのブランドを認知させたい」→「そういった子がよく使うメディアってなんだろう」→「Twitterだね」→「じゃあ、Twitterをこう組み込んで流れを作ろう」といった感じ。ターゲットに対して適切なコンタクトポイントを選んだらTwitterだったということ。DELLがTwitterで売り上げを増強しているのも、それまでのオンラインコミュニティ育成などの動きをふまえての一施策。マツダのロータリーエンジン40周年記念キャンペーンも、メインはTwitterというよりはブログパーツでした。

いずれも、「Twitterで○○する」ではなく、対象ユーザー層に合わせて、周辺のメディアやツールを組み合わせたプランニングがなされています。

少し前のセカンドライフやPPP(ペイパーポスト)もそうですが、新しいメディアやツールが出たからといって、それ単体で考えていると、ほとんどの場合は求めるビジネス成果を得られないと思ったほうがいいでしょう。

8月に正式版になるmixiアプリもそうです。消費者向けのエンターテインメントならばともかく、既存のビジネスがあってそのプロモーション目的でmixiアプリをと考えるのならば、しっかりと設計しないといけませんね。

繰り返しになりますが、自社の対象ユーザー層をよく理解して、最適なメディアや手法を検討するコミュニケーションプランニングが大切なのです。Twitterもmixiアプリもその1手段に過ぎないのです。

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