Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
「SEOの意外な裏技」その8:コンテンツは自分の手で管理しよう

良いコンテンツは自サイトで展開するべきか? ソーシャルメディアを利用するべきか?
Moz(旧SEOmoz) 2009/5/11(月) 9:00 tweet1このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

前回この「意外な裏技」シリーズを書いてからずいぶん経ってしまった(今までの記事はこちら)。

明日は朝早くにRIMC(レイキャビク・インターネット・マーケティング・カンファレンス)に行くんでレイキャビクまで飛ばなきゃいけないんだけど、この題材が注目に値するのは間違いないんだ。それに、Mystery Guestはいつも、死んじゃった後ならいくらでも眠れるのよ、と言ってるしね(笑)。

SEO担当者とウェブマスターがすばらしいコンテンツを作っても、使い方がどうも最適ではないということがよくある。理想を言えば、ガイドや記事、写真、グラフィックス、動画、さらには重要なトピックについての価値あるごく短い文章など何でもいいけど、すばらしいコンテンツを作ったら、君のサイトの戦略的トラフィック構想を強化するように活用すべきだ。目につきやすいコンテンツを作成して新規ユーザーを獲得するのは簡単な作業ではないし、いいコンテンツを作るのも楽なことではない。だからこそ、自分の作ったコンテンツをどう活用するかを考えることが大切なんだ。

どういうことか、説明しよう。

コンテンツの管理権を手放してしまった場合の問題点

優れたサイトを運営している頭のいい人たちが、これと同じことをしているのを毎日のように目にする。

  • 思いついたすばらしいアイデアや見つけたリンクをTwitterに投稿する(セス・ゴディン氏は自分のブログに140文字の記事を投稿して、140個もリンクを取っているというのに!)。
  • すごいコンテンツを書いて、記事収集サイト、ゲストブログやフォーラムに投稿する(それよりも、君のサイトに来るようにリンクさせるほうがいいんじゃないか? たとえ数は少なくなっても)。
  • 洞察に富んだコメントやレビューをNewsvine、Yelp、deviantARTなどのソーシャルサイトに書き込む(真剣に取り組んでいることがあるなら、時間とエネルギーとコンテンツは自分のプラットフォームにつぎこんだらどうだろう?)。
  • Flickr、YouTube、SlideShareなどのサービスを利用して、自分のマルチメディア作品を発表する。

自分のサイトに載せれば、以後ずっと自分でコンテンツを管理できる。それを読んで気に入ってくれた人は、君のブランドに対しても好意的な感情を持ってくれる。コンテンツを共有してもらえれば、マインドシェアが得られ、サイトへの訪問も増えるだろうし、リンクしてもらえれば、SEOに役立ち、君のコンテンツが検索エンジンで高い順位を取れる一助になる。

しかし、コンテンツを自分のサイト以外のところに投稿すると、二次的なブランドやトラフィックの恩恵は得られるけれど、得られた評価を100%収穫することはまずできない。

この記事は誤解される恐れがあるので、はっきりさせておきたい。

  1. ソーシャルメディアのアカウントへの投稿が悪いとは言っていない
  2. この問題が大部分の人に当てはまるとは言っていない。当てはまらない場合も多い。
  3. 僕が言いたいのは、Webサイトを持っている事業主や起業家なら、そのコンテンツを自分のサイトではなくよそに投稿する方法とその理由を、戦略的に考えてみても損はない、ということだ。

理想としては、こんな感じに進むのがいい。

ソーシャルメディアの戦略的活用

インタラクティブなソーシャルプラットフォームを使おうとするなら、どのようなプラットフォームかに関係なく、戦略を考えることが重要だ。便利で楽しいからやるのか。それとも、読む人の多い一般参加型の環境に発表する方が、自分のドメイン名で発表するよりもブランドとサイトにより多くの価値をもたらしてくれるからなのか?

自分のサイトでやるなら、ブランド構築、メッセージのやりとり、行動の喚起、最適化などといった体験を100%自分のものにできる。ソーシャルプラットフォームでは、こういったものが自分の自由にはならないし、今使える手だてでも、将来は使えなくなるかもしれない。

自分たちのコンテンツや顧客についてこのプロセスを考える場合、僕は普通次のようなパターンで考える。

  1. 自分のサイトで公開した場合、口コミで広がる可能性はあるだろうか?
  2. ソーシャルプラットフォームで公開した場合、可能性が格段に大きくなるだろうか?
  3. 投稿しようとするプラットフォームは、リンクや評価という形で、君のブランドやサイトをクレジットしてくれるだろうか?
  4. ソーシャルサイトがコンテンツ中のキーワードで高い検索順位を得た場合、それでもそこから価値を受け取ることができるだろうか?

ソーシャルメディアプラットフォームの中でも、Digg、Reddit、StumbleUpon、Deliciousなどのソーシャルニュースサイトや共有サイトに関しては、こんなことを考える必要はない。あらゆるメリットが得られて、デメリットは何もないからだ。

しかし、LinkedIn AnswersやKnol、Scribdなどのソーシャルメディアでは、慎重に判断しなければならない。僕が嫌いなのは記事収集サイトだ。リンク(一般に、さほど質の高いリンクではない)はくれるけれど、作者に渡されるブランディングやトラフィックに関する価値はないに等しいからだ。これより悪いのはウィキペディア(と類似サイト)だけだ。見返りとなるような利点はまずない。僕にはまったく理解できないんだが、ウィキペディアに多大な貢献をしている人たちは、ノートページでの政治的論争に明け暮れていないで、得意分野でサイトを作って自分にふさわしい注目を得たらいいのに、なぜそうしないんだろう。

とにかく、コンテンツの管理を他人に委ねてしまう前によく考えようってことだ。

この記事が役に立ったらシェア!
tweet1このエントリーをはてなブックマークに追加
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める
日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

VOC
「顧客の声(Voice of Customer)」の意味。 SNSなどのC ... →用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

GOLD SPONSOR
さくらインターネット株式会社株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ株式会社日本レジストリサービスオープンテキスト株式会社トランスコスモス株式会社株式会社ハイパーボックスDomain Keeper
SPONSOR
株式会社キノトロープ株式会社アイレップ株式会社ニューズ・ツー・ユーシックス・アパート株式会社ウェブアンテナ株式会社サイバーエージェント富士通株式会社Sitecore