Google Analyticsの使い方&解析ワザ
Google Analyticsの制限値に関するクイズ あなたは何問解ける?

SEO/SEMに効く! Google Analyticsの使い方&解析ワザ

具体的な事例とツールの解析ワザを中心としたGoogle Analytics活用の実践Tips集
もちろんSEO/SEMも織り交ぜながら解説していきます。

無償のアクセス解析ツールとして、企業規模によらず多く利用されている「Google Analytics」。Google AdWords広告キャンペーンとの連携機能や、ネット調査の視点を含めたベンチマーク機能など、無償版とはいえないほどの多くの機能を含んでいるのも魅力の1つだ。

これからGoogle Analyticsについての連載を始めていくにあたり、アクセス解析ツールとしての使い方はもちろんだが、単なる使い方だけではなく、この無償のツールを使ってどうやってサイトのアクセスを改善できるか?という視点を重視したい。また、特に検索エンジンから流入は大事なポイントなので、SEOとも絡めて進めていくことにしよう。

最初の回なので、まずはGoogle Analyticsの数々の制限値に関してクイズ形式でおさらいしておこう。あなたはどれだけGoogle Analyticsのことを知っているだろうか。

Google Analyticsのデータは何時間で反映される?

公式見解

グーグルのAnalytics ヘルプに更新時間に関する記述がある。

答えは公式には通常24時間ごととなっている。しかし、実際には、ほぼ4時間ごとに最新のデータが反映されている。これはありがたい。

4時間ごとなら十分という人もいれば、広告のキャンペーンがはじまったり、メールマガジンが配られたりしたらできるだけ早く反応がみたいという人もいるだろう。特に広告の効果検証がメインになっている他の有料のアクセス解析ソフトでは、リアルタイムでのデータが確認できるものもある。

更新時間に限らずその他の問題で扱う数値にもいえることだが、グーグルが発表している公式見解と実際の姿とは違っていることも多い。公式の数値は、何かあったときや、悪質なユーザーへの対策のためであり、実際の運用状況をみると流動的な印象を受ける。勝手な想像だが、グーグルの担当者はおおらかで気前のよい人に思える。

Google Analyticsに保管されたデータは何か月間保持してくれる?

公式見解

英語で提供されているGoogleグループのAnalyticsヘルプに記述がある。

Web担の編集部ブログでも過去に同様の内容を扱っている。

答えは公式には25か月間。つまり2年と1カ月だ。しかし、私の見ているデータは、すべてこの期間を超えた古いデータも表示されている。期間の制限は現実には適応されていないようだ。

この25か月間という制限をいつどんな形で適用するか、あるいは制限を適用しないのか、今後の動向に注目したい。「今後いつかの段階で削除する」「一定量以上のデータの保管は有料にする」「古くから登録している人は無制限で新しい人から適用」など、いくつかの方法が考えられるが、想像するに面倒な仕事だといえる。「いいんじゃないの、しばらくは」となってくれないだろうか。

そうはいっても保証はないので、26か月以上経った古いデータはどうしたらよいのだろうか? 特定の解析データなら、画面からCSVやXML形式でダウンロードして保管することもできる。セッションや参照データぐらいは取っておけるだろう。しかし、結局Google Analyticsとは別に、サーバーのログファイルを保管しておくのが最善の方法である。

ちなみに「25か月」という期間は、日本の担当者が提唱したらしい。最新の月のデータが、対前年比と前々年比で比較できるからだ。グッドジョブである。

Google Analyticsで解析できるページビューの制限は?

公式見解

アドワーズ 広告 ヘルプに記述がある。

公式には月に500万ページビュー(PV)という制限がある。月に500万ページビューを超える場合には以下の規定を満たしている必要がある。

  • 1つ以上の有効なキャンペーンを実行している
  • 1日の予算が1ドル以上である
  • 以上2つの条件を満たしたGoogle AdWordsのアカウントとGoogle Analyticsがリンクしている

ただし、日本円の数字は出てこないし(ヘルプ上では「現地通貨の相当額」という表現)、「予算」いう言葉も微妙である。また、500万ページビュー(PV)というのはGoogle Analyticsの1アカウントに対する数値のため、複数のプロファイルを管理している場合には、合算の値になるので注意が必要だ。

ある1か月だけ広告の予算が下回ったら? 逆に1か月だけアクセスが増えたら? ドルの価値が急激に下がったら? ……はたしてどうなるのだろうか。なかなか難しい問題だが、月間500万ページビューを継続的に超えるなら、Google AdWordsのアカウントは取得しておく方がいいだろう。

Google Analyticsに目標はいくつ設定できる?

Google Analyticsのレポート画面上で設定できる目標は4つまでである。しかし、その答えは間違っていて合計は最大200個までである。200個もゴールを必要とする人はいないだろうから、ほぼ無制限に等しい。

「自分の画面も見ても4つまでしか目標の欄がないけど、どこにあるのだろう?」と探し回ってもレポート画面からは見つからない。Google Analyticsでは、プロファイルをというものを設定できる。このプロファイルが最大50個まで定義できるため、プロファイルごとに目標を変えれば、理論上は同じサイトに200個までゴールが設定できるというわけだ。プロファイルについては、また機会を改めて説明することにしたい。

最後のクイズ……Google Analyticsがなぜ無料なのか?

グーグルから聞いた回答はこうだ。

アクセス解析が進めば、よいサイトが増え、検索の品質が結果的によくなるから

確かに、グーグルの売上高(165億ドル※2007年の数値)や純利益でみた利益率(25%)を考えると、Google Analyticsでお金をとる必要は当面ないのかなとも思う。このおおらかさも魅力の一つだが、アクセス解析市場が活発化する反面、他の解析ソフトのシェアは確実に奪われている。その点は複雑な心境だ。

図1
図1 Google Analyticsのレポート画面
2005年4月から2008年11月までの月ごとのアクセスを表示したグラフ。さらに細かな日時の指定や、期間を区切って対昨年比などの比較も可能。

はたしてあなたは何問答えられただろうか。

次回以降、本格的な解説記事を掲載していくのでご期待いただきたい。

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