正しいSEO相談室
アフィリエイトリンクの転送先をユーザーとクローラで変更するのはクローキングスパム?

渡辺 隆広 2008/11/17(月) 11:00 tweet2このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用
あなたの不安をプロが解消 正しいSEO相談室 SEM総合研究所分室

誰もが実践できるSEO。でも意外と間違った認識を持っている人も多いのでは?
そこでみなさんが抱えているSEOの不安や疑問をプロが解消します。

外部SEO対策として、アフィリエイトリンクの転送先ページを人間がアクセスしたときとクローラがアクセスしたときで変更するのはクローキングというスパムに該当する?

アフィリエイトリンクは通常、トラッキングを行う目的で多数の引数を設定するほか、アドサーバーを仲介するため、検索エンジンはそれをリンクだと認識しません。しかし、クローラがリンクを辿った場合のみ、直接リンク先であるランディングページに転送する仕様に変更することで、訪問者の追跡を可能にしつつ、検索エンジンにも評価されるリンクとすることが可能です。この仕様変更を行った場合「クローキング」スパムに該当するか? というのが今回の質問です。

結論から言うと、この方法は問題ありません。そもそも、クローキングとは関係がありません。

検索エンジンがクローキングスパムだとみなすのは、アフィリエイトリンクの転送先を、人(ブラウザ)であればページ「a」に、クローラであればページ「b」にする設定を行ったとき、「ページbのアドレスをブラウザで直打ちしてもアクセスできない」ような場合です。つまり、クローキングというのは、「人がアクセスしたときには人に最適化したページを、クローラがアクセスしたときにはクローラに最適化したページを見せること」によって効果を得ようとする、ある種のごまかし(スパム)施策です。そういったごまかしをするには、クローラ専用ページであるページbのアドレスを人が入力しても、bではなくaを見せなければ意味がありませんし、同様に、クローラがページaのアドレスにアクセスしても、aではなくbを見せなければごまかしの効果がありません。

しかし、今回のケースでは、あくまでアフィリエイトページを辿ったときの挙動の制御であり、ページaはもちろんページbも、各々のページのアドレスを直打ちしてアクセス可能なため、クローキングスパムの要件を満たしていないのでスパムにはなりません。

図1 クローキングとみなされない場合
この図では、人がアフィリエイトリンクをクリックしたときは、トラッキング用のページaを仲介させてから、コンテンツがあるページbにリダイレクトさせている。ただし、クローラもページaへ転送してしまうと、検索エンジンがコンテンツを正しく認識できないので、クローラの場合はページbへ転送している。各ページのアドレスを直接打ってアクセス可能ならクローキングにはならない。
図2 クローキングとみなされる場合
同じアフィリエイトリンクのURLでも、人にはコンテンツのあるページを、クローラにはSEO目的のページを見せ、人(ブラウザ)がアクセスする限り、ユーザー用のコンテンツしか見ることができない状態。クローラ側も人に最適化されたページを見ることはできない。

アフィリエイトプログラムをSEOに活用する施策を行っている企業としては、アマゾンが有名です。最近は同社のアフィリエイト仕様を真似た、SEOを考慮したアフィリエイトシステムを販売している企業も増えてきています。今回のように、自社でアフィリエイトシステムを運営する場合は、大手アフィリエイトASPのサービスと違い、アフィリエイトパートナーを自社で集客する必要があるなどの課題があります。SEOの副次効果もあるからといって、必ずしも自社運営のアフィリエイトが良いとはいえません。

※記事の内容は、執筆時点のものです。検索エンジンの仕様は頻繁に変わるため、将来においてもこの内容がそのまま該当することは保証できません。

あなたの疑問・質問を募集 SEO相談室で相談したいこと、取り扱って欲しい内容があれば件名に「SEO相談室」相談係と書いてメールにてお送りください(宛先:web-tan@impressrd.jp)。

※本連載の質問受付は終了いたしました。今後の企画をご期待ください。

この記事が役に立ったらシェア!
tweet2このエントリーをはてなブックマークに追加
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

今日の用語

ネイティブ広告
インターネット広告の表示(内容)タイプの1つ。 一般社団法人インターネット ... →用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

GOLD SPONSOR
さくらインターネット株式会社株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ株式会社日本レジストリサービスオープンテキスト株式会社トランスコスモス株式会社株式会社ハイパーボックスDomain Keeper
SPONSOR
株式会社キノトロープ株式会社アイレップ株式会社ニューズ・ツー・ユーシックス・アパート株式会社ウェブアンテナ株式会社サイバーエージェント富士通株式会社Sitecore