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グーグルの検索結果に見える「QDD」アルゴリズムの姿

検索分野に関わっている者の多くは、グーグルの「QDF」(Query Deserves Freshness:話題の新鮮さ優先の検索)アルゴリズムの働きについてよく知っている。しかし、グーグルがQDF以外にも、検索者の意図を検出するためにプロセスやアルゴリズムの調整をしているのは、ほぼ間違いない。

SEOの業界でかなりよく噂にのぼる話の1つは、複数の意図を持っているかもしれないクエリをグーグルが認識し、(標準的なアルゴリズムに基づく)通常のケースで上位にランクインするはずのページだけでなく、それ以外のページも表示するように検索結果を変更している可能性がある、というものだ。こういうものは「QDD」(Query Deserves Diversity:話題の多様性優先の検索)と呼ばれる。

意図があまり明確でないクエリ、あるいは複数の意図が混じっているクエリを評価するシステムの存在を証明するのは無理だけど、あり得ない話じゃないと思う。

簡単な例を使って、この考えを説明してみよう。たとえば、「GDP」を検索したとする。

Query Deserves Diversity
「gdp」という略語は、いくつかの意味で解釈できる。

おや、Googlebotよ。なんていいアイデアなんだ。このクエリでは、どんな結果が出てくるのかな?

Query Deserves Diversity
「GDP」そのものに関するページだけでなく、「Gross Domestic Product」や「Gordon Document Products」などのページも上位に表示されている。

つまり、多数の検索者が、通常「勝ち残る」ページだけの検索結果よりも、もっと多様性のある検索結果を好んでいることから、グーグルは検索者を満足させるのに役立ちそうなページに特別に肩入れするというわけだ。こうしたデータは、検索結果でクリック率(CTR)の低いページや、検索結果の絞り込みでより多く登場したページ、高い割合で続けて実行される関連検索から収集されている可能性がある。

もちろん、グーグルがあいまいさを本当に解消したいときは、また別の方法を使おうとする。「application」の検索結果を見てみよう。

Query Deserves Diversity
「application」には、ソフトウェアアプリケーションという意味だけでなく、「志願、応募、申請」などの意味もある。

「水平方向」に検索対象を広げてあいまいさを解消するこのようなスタイルの検索結果は、クエリが生成した検索結果とは違うものを検索者が求めているとグーグルが考えている場合に、よく表示される。非常に広い意味を持つ語句による検索をしたとき、特によく現れるようだ。

僕の個人的な経験からすると、さらに繊細なQDDアルゴリズムが、少なくともある程度は存在すると思う。QDDは、以下のような検索に関して論理的に大きな意味を持っているし、検索者の満足という点でも理にかなっている。

  • 企業名
    企業の公式サイトだけでなく、肯定的および否定的な報道について知りたい場合。

  • 商品検索
    普通ならEコマースのページで検索結果がいっぱいになってしまいそうだが、グーグルでは、レビューや非商業的な関連コンテンツを提供しようとする。

  • ニュースや政治に関する検索
    リンクベイトを上手くやっている右寄り、左寄りのブログだけを掲載するよりも、ある問題に関して「あらゆる側面」から検索結果を表示するのが賢明かもしれない。

さらなる議論のために、QDDについてみんなに訊ねてみたい。君はQDDが存在すると思うかな? どのようなケースでこのアルゴリズムは使用されると思う? そして当然ながら、僕らはSEOに関わる者として、QDDを自分の顧客やキャンペーンのために、どのように利用できるだろうか?

追伸:ちょっと気になったので尋ねてみたいんだけど、僕が挙げた「GDP」の検索結果の例で、BEA.gov(米商務省経済分析局のサイト)の2つ目がインデントされていないのはなぜか、分かる人はいないだろうか?

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