Web担当者必見! リサーチ データ&市場調査レポート
モバイル動画サイト成功の鍵はSEOの徹底!/モバイル動画に関する調査

Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、モバイル動画サイトやワンセグに関する調査を行った。

2008年1月24日、NTTドコモとGoogleはモバイルインターネットサービスに関する業務提携を発表した。

その中で両社は、検索サービスや検索連動型広告だけでなく、YouTubeやGmailといったGoogleが提供するサービス全般においてもドコモ端末からの利用を便利にする方針にあることを明らかにした。

今回の調査では、この提携によりこれから普及がより進むと考えられる動画に関して、ユーザー調査を行った。

※調査概要に関しては、記事の末尾に記載している。

利用経験は57.6%、前回調査より13ポイント上昇

まず、携帯電話を利用して動画を視聴したことがあるかどうかを尋ねた(Q1)。その結果、半数を上回る57.6%のユーザーがモバイル動画を視聴していることがわかった(「頻繁に利用する」が13.3%、「たまに利用する/利用したことがある」が44.3%)。

[Q1]あなたは携帯電話を使い、動画を視聴したことがありますか?

2007年4月にWebマーケティングガイドが行った「モバイル動画に関する調査(上)」では、モバイル動画の利用率は44.0%となっており、約9か月の間にモバイル動画の利用率は13ポイント以上も高まっていることがわかった。

また、「動画を知らない」と回答したユーザーも5.3%から2.6%へ減少しており、動画の認知率も高くなっていることが伺える。

ワンセグ利用率は36.3%、前回調査より約6ポイント上昇

次に、ワンセグの利用経験について尋ねた(Q2)ところ、36.3%のユーザーが利用している、もしくは利用したことがあると回答した(「頻繁に利用する」が9.3%、「たまに利用する/利用したことがある」が27.0%)。

ワンセグについても、前回の調査結果と比較すると、利用経験は30.0%から36.3%へと約6ポイント増加しており、また「ワンセグを知らない」と回答したユーザーも5.2%から3.2%へと減少していることがわかる。

[Q2]あなたは携帯電話を使い、ワンセグを利用したことがありますか?

インプレスR&Dが発行した『ケータイ白書2008』によると、携帯電話・PHSでのインターネット利用者のうち、ワンセグ視聴機能の保有率は19.2%となっている。本調査のワンセグ利用率は36.3%となっているが、これは本調査の回答者がワンセグの視聴に積極的であるためだと思われる(『ケータイ白書2008』と本調査の調査対象のキャリア比に大きな違いはない)。

また、『ケータイ白書2008』の調査では、ワンセグ利用者は17.5%だが、有料・無料を含めた動画の視聴は25.1%となっている。このように、ワンセグは利用率ではモバイル動画よりも低い。しかし、2008年は北京オリンピックが開催され、ワンセグでの視聴も可能になると考えられる。日本との時差も1時間と少ないことから、リアルタイムでの視聴を望むユーザーによっては、ワンセグの利用が飛躍的に伸びる可能性もあるのではないかと考えられる。

※アテネオリンピックが開催された日本とギリシャの時差は7時間(サマータイムは6時間)

約70%のユーザーが「音楽」の動画を視聴

Q1でモバイル動画を視聴したことがあると回答した199名に対して、どのようなジャンルを視聴することが多いかを尋ねた(Q3)。

その結果、最も回答が多かったのは「音楽」ジャンルの動画で69.3%のユーザーが回答。2位以下とは、30ポイント以上の差があり、動画と音楽の相性が良い、もしくはユーザーの音楽への興味関心が高いことが伺える。

[Q3]あなたはどのようなジャンルの動画を見ることが多いですか?

視聴ジャンルについても以前の調査結果と比較すると、「音楽」や「自分や知人が撮った動画」など、多くのジャンルにおいては視聴率が高まっているが、「スポーツ」や「アイドル・グラビア」など中にはポイントを下げているジャンルもあった。

視聴サイトは「MyTubeモバイル」「ニコニコ動画モバイル」

Q1でモバイル動画を利用したことがあると回答した199名に対して、どのようなサイトで動画を視聴したかを尋ねた(Q4)。

その結果、最も回答が多かったのは「MyTube」で40.7%が回答。次いで、「ニコニコ動画モバイル」で22.1%、そして「CMサイト」が僅差の21.6%で続く結果となった。

[Q4]あなたはどのようなサイトで動画を視聴しましたか?

MyTubeは、YouTubeやAmebaVisionなど6つの動画配信サイトに掲載されている動画を自動収集して提供しおり、「動画共有サイトの動画情報を無料(インターネット通信代を除く)で検索・閲覧できる日本最大級の動画検索サイト」(「MyTube_よくある質問」より)である。会員登録する事で、携帯版とのお気に入りの共有ができるなどのメリットがある。

注目すべきはニコニコ動画モバイルで、2007年5月にベータ版をリリースしたばかりだが、すでに登録ユーザー数は約90万9,000人に達したという(※参照:「ニコニコ動画」ID登録者数が500万人突破、有料会員は17万人」)。

また、ニコニコ動画(PC向け)の登録者数はすでに500万人を突破しており、PCでの下地作りがモバイルでの成功につながっているのではないかと考えられる。これはmixiに関しても言えることで、mixiの発表によると「mixiモバイル」の登録者数はサービス開始から3日間で10万人を突破したという(※参照:「mixiプレスリリース_2006年12月」)。

SNSや動画に限らず、モバイルでのサービスを提供する上では、どれだけ大きな下地をPC上で作れるかが1つのポイントになるのかもしれない。

60.3%のユーザーが検索エンジンで動画を探す

モバイル動画を視聴したことがある199人に対して、モバイル動画をどのように見つけたかを尋ねた(Q5)。

その結果、「検索エンジンを利用して」が60.3%と最も多く、次いで「友達や友人の紹介」の29.6%、そして「メールマガジンの紹介」が27.1%で続く結果となった。

[Q5]あなたはどのように動画をみつけましたか?

約9か月前に行った「第1回モバイル動画に関する調査」と比べると、検索エンジンからの誘導は58.2%から60.3%と増え、またキャリアの公式メニューも20.1%から22.1%へと多少の伸びを見せている。

その一方で、友達や友人の紹介、メールマガジンの紹介などはそれぞれ5ポイント前後減少しており、ユーザーの検索エンジンやキャリアの公式メニューを使ってモバイル動画を探す傾向が強まっていると考えられる。

半数は目的の動画を見つけることができなかった

検索エンジンを利用してモバイル動画を探した事があるか、また、その際目的としていた動画を見つけることができたかを尋ねた(Q6)。

その結果、動画を探したことがあると回答したユーザーは42.6%であることがわかった。ただし、22.0%は「探した事があり、目当ての動画も見つかった」と回答しているが、残りの20.6%は「探した事はあるが、目当ての動画は見つからなかった」と回答している。

[Q6]あなたは、携帯電話の検索エンジンを利用して動画を探したことがありますか?

また、「探した事はあるが、目当ての動画は見つからなかった」と回答したユーザー20.6%のうち17.2%(回答者全体の3%)のユーザーは「動画を見たことがない」と回答しており、検索がうまくいかなったことでモバイル動画をうまく利用できていないユーザーがいることがわかった。

54.4%が「検索結果の内容が理解しづらい」と回答

Q6で検索エンジンを使い動画を探したことがあると回答した147人に対して、検索エンジンを使い動画を探した際に困ったことがあったかを尋ねた(Q7)。

その結果、「検索結果では内容が理解しづらい」と回答したユーザーが54.4%で最も多くなった。次いで、「有料か無料かがわからない」が39.5%、そして「検索にヒットした数が少ない」の34.7%が続く結果となった。

[Q7]検索エンジンを使い動画を探した際に困ったことはありましたか?

現状、パソコンに比べると多くのモバイルサイトでは検索エンジン対策(SEO)が十分には取られていない。これは、モバイルの検索エンジンアルゴリズムが固まっていないという現状も影響しているが、検索結果に表示される説明文は、該当ページの上部にあるテキストがそのまま表示されるケースが多い。

また、モバイルサイトの多くは、有料課金システムを採用しているため、パソコンからのアクセスを禁止している場合がある。特定のIPアドレスからのアクセスを禁止している動画サイトは、検索エンジンのクローラがサイトに到達できず、検索エンジンでは探せないという事態も起こりうる(これに対しては、各検索エンジンが公開しているIPアドレス帯からのアクセスを許可することで対応できる)。

この他にも、モバイルSEOを考える上では(PCのSEOと同様な点も多くあるが)、利用可能なディレクトリサービスに登録する、論理タグの適切な利用やウェブサイトの階層を深くしすぎないなど、考慮すべき点は非常に多い。

上記したように、モバイルの検索エンジンアルゴリズムは未だ固まっていない(固まったとしても日々変化していく)こともあり、どうしても思ったような検索結果表示がされないといった場合は、リスティング広告を利用するというのも一つの手段なのかもしれない。

調査概要

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  • 調査対象:15歳~49歳のモバイルユーザー345人
  • 男女比:男173人、女172人
  • キャリア比:Docomo 51.3%、Ezweb 35.1%、Softbank 13.6%
  • 年齢比:10代 19.1%、20代 29.3%、30代 34.8%、40代 16.8%
  • 調査期間:2008年1月25日~2008年1月28日
  • 調査方法:モバイルリサーチ
  • 調査機関:ネットエイジア株式会社
Webマーケティングガイドからのお知らせ
  • 本調査は、業界の全般的な調査であり、あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
  • より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
  • 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
  • アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
  • 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問い合わせください。
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