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SEOにおけるリンクジュースの流れについて、図解で説明しよう

Moz(旧SEOmoz) 2007/12/25(火) 10:00 tweet10このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

今週はスコットが感謝祭の休暇をとっているので、検索エンジンが重要性の評価基準とするリンクと、リンクジュースの流れ方に関する最新の動画を「ホワイトボード・フライデー」に投稿している。下にその動画があるけど、僕が説明したい現象をより明らかにするために、役に立つ図もいくつか作成してみた。

※Web担編注「リンクジュース」

あるページにリンクを張ると、そのページが持っている「価値」の一部がリンク先のページに与えられる。その価値のことを「リンクジュース」と呼ぶ。

検索エンジンが検索結果にページを表示する順位を決定する際に考慮される数百もの要素の1つであり、あるページが他のページにリンクを張るということは、リンク先のページを支持しているとみなすという考え方が基本となっている。

※Web担編注

動画で触れられているが本文では触れられていない点として、リンクを張ることでジュースが「伝わる(conduits)」のか「漏れる(leaks)」のかの考え方がある。

「伝わる」は、リンクによって元ページのジュースが減らないとする考え方で、「漏れる」は、リンクによって送られた分だけ元ページのジュースが減るとする考え方。

動画内でRandは、基本的な考え方は「伝わる」だとしながら、サイト外へのリンクに関しては「伝わる」ととらえ、サイト内のリンクに関しては「漏れる」ととらえるべきだとしている。

つまり、サイト外にリンクする場合は訪問者にとって価値があるならばいつでもリンクするべきであり、サイト内にリンクする場合は本当に訪問者にとって価値がある場合にリンクするべきで、「リンクできるから」だけの理由でサイト内リンクを張るべきでないということだ。

この記事の以下の解説は、主にサイト内のリンクに関して、どのような考え方で「ジュースを渡すリンク」と「ジュースを渡さないリンク(nofollowやJavaScriptなどによるリンク)」を使い分けるかに関するものだ。

また、Randは動画内で、これらのサイト内リンクの効果は順位には大きな影響をもつものではなく、順位に関しては「わずかな」影響をもつに過ぎないことも強調している――“it's really small”――主な考え方は、ログインページなどの役に立たないページには順位を与えないことで、価値のあるページの効果を少しでも高めるというものだ。

この動画で挙げているテーマについて、詳しく説明してみよう。ここでは視覚的な表現が有効だと思う(特にこれらの図は、当ブログ読者の中でも目で見て学びたい人たちを念頭に置いて書いたものだからね)。

リンクはいかにして重要性をあるページから別のページに伝えるのか
Link Juice Flow Illustration
上級のSEO担当者がリンクジュースの流れをコントロールする方法
Flow of Link Juice Using

ここで忠告を1つ。僕は軽率に「上級」とは言わない。nofollowがリンクジュースをコントロールするための賢い戦略だと考えて実施したことが逆に作用し、トラフィックを犠牲にする羽目になったり、目に見える効果がほとんどなかったりという事態を、僕らは数え切れないほど経験してきた。

僕の意見としては、リンクフローをコントロールするための戦略を実施するうえで最善の方法は、小さな規模で着手し、テストを行い、調整を重ねてから、サイト全体で展開することだ。僕らの経験ではこうしたやり方が、何万から何百万ものページを抱えていたり、「補足インデックス」に多数のページを持っていたりする大規模なドメインで大きな効果を発揮している。リンクフローは適切に利用した場合、これらのページをメインのインデックスに移動させるのに役立つ可能性がある。

アドバイスをもう1つ。生のリンクジュース(ページに与えられたリンク人気全体の値、あるいはPageRank)は、主要な検索エンジンのアルゴリズムにおける数百もの評価要素の1つに過ぎないので、こうした戦略が競争性の高いクエリのランキングにほとんど影響を及ぼさなくても、驚いてはいけない。このやり方は、ロングテール度合いの高いコンテンツの認知度を押し上げる際に、より有益で効果的だと僕らは考えている。

追伸:留意してほしいのは、僕が作成した図は正確な縮尺ではなく、失ったり流れたりしたリンクジュースの割合や量をちゃんと表したものじゃないということ。これらの図は、基本的なリンクフローの考え方を表すためのものに過ぎないからね。

更新情報:図に関する僕のちょっとした理屈が、コメント欄で論争を呼んでいる。だからチームのメンバーに、僕らが理解できるようちょっと計算しておいてくれと頼んでおいた。基本的に、リンクジュースの増減をコントロールする戦略は今も有効なものだが、あるページにリンクを追加することで、リンクジュースが「漏れる」という考え方は、(少なくとも、もともとのPageRank算定式に従えば)正確でないかもしれない。これを指摘してくれたハムレット・バチスタ氏にとても感謝している。

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