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日記やメッセージの閲覧を携帯電話で行うユーザーは15~18%

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日記やメッセージの閲覧を携帯電話で行うユーザーは15~18%

Q6では、SNSの利用メディア(単一回答)を尋ねた。

その結果、SNSのメッセージ確認や日記閲覧、足跡確認など基本的に閲覧する行動においては、携帯電話の利用率は15~18%であることがわかった。

あなたはSNSに主にPC、携帯電話のどちらでアクセスしますか。

「mixi」を筆頭にほとんどのSNSが、携帯電話に対応し、そのサービスレベルも日々向上してきている(※参照:mixiの携帯電話向けサービス「mixiモバイル」、1日で1億PVを突破/CNET.Japan)。

その中で、SNS利用者のうち約2割弱が携帯電話からSNSを閲覧しているということだ。

携帯向けサービス向上に加え、携帯電話自体の性能も向上していることもあり、今後も携帯電話からの利用は増加することが予想される。

各SNSサービス運営者は、会員数を増やすために、また、それを維持するために、携帯電話からのアクセスの利便性、携帯電話専用のコンテンツなどの充実が重要になってくるのではないだろうか。

18.8%のユーザーはほぼ毎日日記を更新

Q7でSNSの利用頻度(単一回答)を聞いたところ、「日記の閲覧」「メッセージの確認」というSNSの機能について、SNS利用者の約45%弱がほぼ毎日閲覧していることがわかった。また、18.8%がほぼ毎日日記を更新していることがわかった。

あなたはSNSをどれくらいの頻度で利用していますか。
図はクリックで拡大

今となっては、死語に近いが数年前「mixi依存症」という言葉が新たな文化として世間を賑わした。これは「コメント欲しさに日記を書く」→「コメントが付いて嬉しくなる」→「コメントをくれた人の日記にもコメントを返す」→「自分の日記へのコメントが途絶えると、コメント欲しさに新たに日記を書く」というサイクルが際限なく続くことを言う。「ほぼ毎日」のうち、どれくらいが「mixi依存症」なのかはわからないが、この中に少なからずそういったユーザーがいるのかもしれない。

日記の更新頻度は変化なし、閲覧頻度は増加

またQ8では、日記の更新頻度(単一回答)を尋ねた。

その結果、6か月前、1年前、2年前と比較して、日記の更新頻度は「どちらかといえば増えた」と「どちらかといえば減った」と回答した人がほぼ同程度であることがわかった。

あなたはSNSの日記の更新頻度について変化ありましたか。

さらにQ9で、日記の閲覧頻度(単一回答)を聞いたところ、6か月前、1年前、2年前と比較して、日記の閲覧頻度では、SNS利用者の60%弱が「どちらかといえば増えた」もしくは、「増えた」と回答した。

あなたはSNSの閲覧の頻度について変化ありましたか。

日記の更新頻度では差が見られなかったが、閲覧頻度において、顕著ではないものの若干の増加傾向が見受けられる。

携帯電話によるSNS利用では、日記の更新に利用が低いものの、日記の閲覧によく利用される(Q8、9)。

これらのことから、Q3の日記閲覧頻度増加の原因の1つとして、携帯電話からの利用に対するサービスの拡充など、SNSサービスの拡充の影響があるかもしれない(※参照:mixiの携帯電話向けサービス「mixiモバイル」、1日で1億PVを突破/CNET Japan)。

SNS利用者の利用頻度の減少理由で最も多かったのは、「時間がなくなったから」

最後にQ10では、Q8、Q9で、SNS利用が「減少した」「どちらかといえば減少した」と回答したユーザーに、SNSの利用が減少した理由(複数回答)を聞いた。

その結果、SNSの利用が減少した理由は「時間がないから」が約63%と最も多かった。次いで、約26%で「飽きたから」、約17%で「SNS上の人間関係が面倒だから」という理由であることがわかった。

あなたがそのように回答した理由は次のうちどれですか。

今後、SNS運営者がSNS利用者の退会の阻止や利用者の利用頻度を上げるためには、携帯電話からの利用に対応したサービスの拡充など、空いた時間を利用できるようなサービス拡充が重要なのかもしれない。

1年前「mixi疲れ」という言葉が話題になった(※参照:「mixi疲れ」を心理学から考える/ITmedia)。これは「mixi上の人間関係に疲れて、mixiを突然辞めてししまう。」という現象のことを言う。Q10の結果からも「mixi疲れ」現象が顕著でないものの見受けられる。

SNSはネット世界とは言え、人と人とのコミュニケーションが発生する社会である。このSNSのサービスの特性上、人間関係にストレスが発生するのは当然なのかもしれない。

SNSは友人の近況がわかったり、昔の友人など再会できたり、普段では知り合えないような出会いがあったりなど、インターネットならではの良い面もたくさんある。SNSサービス提供事業者には、ユーザーにとって日々の生活を豊かにしてくれるようなサービスのさらなる進化を期待したい。

調査概要

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  • サンプル数:500
  • 調査期間:2007年10月05日~2007年10月09日
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査機関:株式会社ボーダーズ
  • 対象者:15歳から39歳の男女
  • 割付:F0(女性16~19歳):25%、F1(女性20~34歳):25%、M0(男性16~19歳):25%、M1(男性20~34歳):25%

調査対象は、15歳~39歳のインターネットユーザー500人。男女比は、50%ずつの均等割り付けを行った。F0(女性16~19歳)は25%、F1(女性20~34歳)は25%、M0(男性16~19歳)は25%、M1(男性20~34歳)は25%となった。

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  • 本調査は、業界の全般的な調査であり、あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
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