Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
Googleのクロールシステム担当Dan Crow氏が講演で明かしたこと

ニューイングランドの検索エンジンマーケティング組織SEMNEは先週、Googleのウェブクローラ担当製品マネージャであるDan Crow氏のゲスト講演というすばらしい機会を得た。Danの講演は数年前に一度だけ参加したことがあるけど、そのときはあまりに秘密主義なのがショックだった。ありがたいことにGoogleは、そしてどうやらDan自身も、それからずいぶん変わったみたいだ。Danはすばらしい情報をSEMNEのグループに披露していて、Jill Whalen氏のブログ記事(Googleに迫る)のおかげで、僕らもそれを共有できる。

またDanは、多くの人が知らないようなヒントを教えてくれた。「nosnippet」タグを使うと、Googleの検索結果で自分のページのスニペットを非表示にできる。それに、「noarchive」タグを使えば、Googleに自分のページのキャッシュを表示させないようにできるの。スニペットやページのキャッシュの表示は、訪問者にとってはとても便利なものだから、Danは大半のページについてはこうしたのタグの使用を推奨していない。だけど、非表示にしたいと思うような状況があるということは、Googleも理解しているみたい。

※Web担編注 ここでいう「タグ」とは、metaタグ(name="robots"のcontent属性に設定する文字列のこと。
例:<meta name="robots" content="nosnippet" />

Googleは「unavailable_after」という新しいタグを打ちだしている。これはページがクロールできなくなる期日を、Googleに伝えるタグね。たとえば、ある日付で終了する特設ページがあるような場合に、unavailable_afterタグで、Googleにインデックス化を止める日を知らせるなんて使い方ができるわ。あるいは、ある時期は無料で公開するけど、それを過ぎたら有料購読エリアに移したいという記事を書く場合も使えるわね。

最後に、Googleはまだ、FlashやAjaxが内包するコンテンツのインデックス化を上手くできていないのだと、Danは言っていた。インデックス化をしてほしいコンテンツに関しては、こうした技術の使用はだんぜん制限すべきなんだそうよ。ほかに、DanはsIFR(Scalable Inman Flash Replacement)についても少し触れて、意図したとおりに用いている場合は、Googleにとって完璧に受け入れ可能なソリューションだと説明していた。

※Web担編注 「sIFR」とは、HTML中の文字を、表示時に動的にFlashで置き換えることで、ブラウザによらずに書体などを意図したとおりに表示させる手法のこと。

話はそれるけど指摘しておきたい。DanがHTMLテキスト(コードのなかにあり検索エンジンが見るもの)を、(視覚的にカスタマイズが可能な)Flashテキストに置き換えるsIFRの仕組みに賛成だということは、CSSによる画像の代替表示の手法もまた容認されることを強く示唆している。ただ、ウェブサイト上でテキストの見た目をカスタマイズするこの2つの方法に対し、Googleの立場は、いずれにしても読み取り可能なテキストが正確にマッチすることを求めるものだと思う。つまり、隠れテキストを作成する早道にはならない、ユーザー体験を向上させるためだけのものだ。Jillの報告に戻ろう。

補足結果とは何なのか、そこから自分のURLを救い出すにはどうすれば良いのかについて、Danは洞察を与えてくれた。補足インデックスは基本的に、(ツールバーの値とは違う本当の意味での)PageRankが低いページや、あまり更新されないページを入れるところだと、彼は説明した。

通常、補足インデックス入りしたページは、メインの検索結果に表示する適切なページの数が十分でない場合以外は、検索結果ページに現れることはない。

それと、Danから良いニュースがあった。Googleは、補足インデックスのクロール頻度を増やし始めていて、やがてメインのインデックスと補足インデックスの違いは小さくなってくるらしい。

とりあえず現段階では、URLをメインの検索結果に戻す方法として、被リンク数を増やすことをDanは推奨している。

以上のすばらしい情報をDanは提供してくれた。ウェブマスターとGoogleとのコミュニケーションのラインが、増えてきていることを示す新たな証左だと思う。Yahoo!やMSNやAskも、近い将来、同じような方向へ向かうことを、僕は祈っている。それと、シアトルも独自のプロによる検索マーケティングの組織が必要なことが明瞭になった。

追伸:Jillから、記事を引用する場合は以下の事項を添えてほしいとの要望がきた。

High Rankingsの創設者で最高経営責任者(CEO)のJill Whalen氏は、1995年から検索エンジン最適化(SEO)を行っている。Whalen氏は無料のSEOニュースレターHigh Rankings Advisorを運営する人物で、「検索エンジンの本質」を著したほか、人気フォーラムHigh Rankings Search Engine Optimization Forumの設立者/管理者でもある。2006年、Whalen氏は地元ニューイングランドの人々や企業のために検索エンジンマーケティング・ネットワーク組織SEMNEを共同で創設した。

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