レンタルサーバー導入&活用事例

鈴木亜久里のF1チームを支えるレンサバ/エー・カンパニー+リミックスポイント+NTTPC

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社エー・カンパニー+株式会社リミックスポイント+
NTT PCコミュニケーションズ

野本 幹彦(フリーライター)

F1チームの情報提供を高スペックで実現し
安定した運営と将来的な拡張性も確保する

株式会社エー・カンパニー会社概要

Super Aguri Photo Gallery
  • 設立:1988年5月
  • 本社所在地:東京都港区南青山2-22-16 エステーム中島ビル3F
  • 事業内容:SUPER AGURI F1 TEAMの運営
  • URL:http://www.saf1.co.jp

レンタルサーバー利用概要

  • 利用サービス:WebARENA Solo
  • 利用内容:プレス/関係者向けギャラリーサイトの運用

メディアが写真を利用できるギャラリーシステムを構築

エー・カンパニーは、今年からF1に参戦しているSUPER AGURI F1 TEAMの運営会社だ。「最初は、1988年に衣料メーカーと鈴木亜久里のブランドを立ち上げるために設立したのがエー・カンパニーです。その後、昨年11月にSUPER AGURI F1 TEAMを設立する際に運営母体となる法人として活動することになりました。レースを運営する会社としては、スーパーアグリカンパニー有限会社(96年設立)があったのですが、ほかのレースとF1とを分けたほうがよいということになったのです」と代表取締役の秋田史氏は言う。

株式会社エー・カンパニー
代表取締役/SAF1運営事務局長
秋田史氏

エー・カンパニーでは、今回メディアやパートナー企業に向けてレースの写真を公開するギャラリーシステムを構築することになり、その開発を行ったのが株式会社リミックスポイントだ。リミックスポイントは大手印刷会社やデザイン会社など、画像分野のプロフェッショナルに対して画像データを管理するシステムを提供しており、今回のギャラリーシステムは、同社のコンテンツ管理フレームワーク「RIAS」をベースに構築している。開発までの経緯を秋田氏は次のように語る。

「2005年11月1日にF1へのエントリー申請を発表してから開幕戦(3月12日)のバーレーンに2台のマシンを並べるまでは、正直言ってウェブのことまで頭が回らない状態でした。ギャラリーシステムのことを考えられるようになったのは、その後ですね。今までも、スーパーアグリカンパニーが運営するsuper-aguri.co.jpではレースの写真を公開するギャラリーがあり、そのシステムにF1の写真も載せられないか、ということになりました。しかし、F1のパートナーと国内のパートナーは異なるため、別々のアクセス権で管理できるシステムを作ろうと考えたのです」

秋田氏が「こんなチームはほかにはない」と言うように、鈴木亜久里氏はF1だけでなく、米国のIndy、国内のFormula NipponやSUPER GTなど、数多くのレースを手がけている。これらのレースごとの、パートナー企業が関連する写真のみをダウンロードできるように、グループIDで管理する仕組みが必要となったのだ。「世界には、欧州のF1と米国のIndyの両方をやっているチームはありません。F1に参戦してヨーロッパメディアも見に来るので、これだけのレースを手がけているのだとアピールできるように、他のレースの写真もサムネイルで閲覧できるようにしました」

サービス選定のポイントはスペックと拡張性

スーパーアグリカンパニーのギャラリーサイトは、最初は自社管理のデータセンターで運用されていたとリミックスポイントの大谷佳弘氏は言う。

株式会社リミックスポイント
ネットワークイメージシステム事業本部
事業開発マネージャー
大谷佳弘氏

「最初はラックを借りてデータセンターで運用していました。ところが、ギャラリーのシステムを検討しようとしているときに、ハードディスクがクラッシュするというトラブルが発生したのです。ローカルにバックアップしていたので問題はなかったのですが、以前から自社でのハードメンテナンスにコストがかかると考えていたので、トラブルを機に秋田さんと話してレンタルサーバーを利用することにしました。
選定で重視したのは、root(管理者)権限をもてることと、メモリー容量です。今回のようなギャラリーシステムを使う場合はデータベースに負担がかかるので、2GBくらいのメモリーが必要になります。また、拡張性も選択肢の1つです。写真データが増えてきたときに、後からサーバーを追加できないようなサービスだと困りますから。
最終的に2つのサービスが候補に挙がりましたが、拡張性とスペックがより高いWebARENA Soloに決めました」
(大谷氏)

さらに、秋田氏が選定の理由を語る。「選んでもらったときには、スペックの高さと拡張性を気にしましたね。生まれたばかりのF1チームを運営しているわけですから、今後どのように発展していくかはまだわからないし、いろんな可能性がある。
今後、“何かをやろう”と考えたときに、スペックや拡張性が高ければ、システム変更やコストの問題を考えずにすみます。多少価格が高くても、将来的なことを考えれば拡張性を重視したかったですね」

専任の担当営業がついて顔が見えるサポートに満足

実際に利用してみて、安心感や安定性、サポートなどをどのように考えているかを大谷氏に聞くと、「大手であるという安心感もありましたし、専任の担当営業がついてくれるということも決め手となりましたね。すぐに連絡を取れるようになっていて、何かあったらすぐに対応してくれます。ほかはすべてコールセンター対応で、専任の担当がつかないという体制でしたから」という答が返ってきた。

「ギャラリーは限られた公開で数百人程度のユーザーしかおらず、現時点では利用している100Mbps共有でも十分です。しかし、やはりレース直後にはアクセスが集中してしまう。
今後、ユーザー数が増えたり、一般の方々にも公開したりすることを考えた場合は回線の増強が不可欠となってきます。現在その交渉を行っている最中ですが、担当営業が個別に対応してくれて、専用線の提案などをいただけるのはうれしいですね」
(大谷氏)

「本当は、一般のファンの皆さんにも公開したいんですよ。ここまでのよいシステムを作ったのですから、ファンの皆さんにもどんどん写真を出してあげたい。将来的に一般公開することを考えれば、回線増強の相談に乗ってくれることは重要です」(秋田氏)

しかし、一般公開となれば、二次利用などの著作権の問題が気になる。

「たとえば、ファンの方々には“Fan”というカテゴリで提供することも考えてはいます。著作権の問題もありますが、個人で楽しんでもらうならどんどん写真を出していこうと考えないと発展していかないですよね」(秋田氏)

最後に、今後のウェブ展開やF1ファンに対するメッセージを秋田氏に伺った。

「F1の世界はすべてにおいてサイクルが早いですから、もっともっと情報提供のスピードを上げる必要があります。オフィシャルサイトに来るユーザー数を見ても皆さんの期待を感じるし、訪問者の方々もスピーディな情報を求めていると思います。ウェブの進化も早いですが、チームもどんどん進化していっています。
SA06というニューマシンもドイツGP(7月30日)でデビューし、今後もSA07、SA08とマシンも進化していくでしょう。もちろん、鈴木亜久里も進化していきます。ファンの方々もその進化を楽しみにしていると思うので、ぜひ期待してください」

株式会社エー・カンパニーが選んだレンタルサーバー

NTT PCコミュニケーションズ
http://web.arena.ne.jp/

NTTPCコミュニケーションが提供する「WebARENA Solo」は、高い拡張性と信頼性、国内最大級の40Gbpsを超えるバックボーンを有する専用サーバーサービス。基本サービスとして3つのモデルから選ぶことができ、「監視サービス」「共用ファイアウォール」などのオプションを用途に応じて選択できる。また、「共用ロードバランサ」「複数台構成」といったオプションも用意されており、サービスの高い拡張性もポイントの1つだ。また、どのモデルでも、メールサポートなどが基本サービスとして提供される。
http://web.arena.ne.jp/solo/

※この記事は、『レンタルサーバー完全ガイド vol.6』 掲載の記事です。

※社名、所属部署、利用サービス、価格など、この記事内に記載の内容は、取材当時または記事初出当時(2006年8月)のものです。

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