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新たな広告宣伝手法として注目されるバイラルプロモーションの可能性

新たな広告宣伝手法として注目される
バイラルプロモーションの可能性

バイラルプロモーションは、旧来のCMのようにスキップしたくなったり、ガマンして見たりするものでもなく、ウイルスのように、ネット上のクチコミで拡がっていく新しい広告宣伝手法だ。実際、皆さんも、最近になって急に友人や会社の同僚から、「このおもしろいやつ見た!?」などと、メールで動画のURLが送られてくることが増えたのではないだろうか。その動画が企業のコミュニケーション目的で制作されたものならば、バイラルプロモーションである可能性が高い。

図7 YouTubeは米国のサービスであるにもかかわらず、日本からも非常によく利用されており、バズ(バイラル)のルートとして非常に大きな役割を果たしつつある。
http://www.youtube.com/

バイラルプロモーションがにわかに活況を呈しているのは、YouTubeの貢献度が大きいだろう(図7)。ネットレイティングスの調査結果によれば、YouTubeにおける、日本のネットユーザー全体の利用率は5.2%で、本国である米国ネットユーザー利用率の5.4%に迫る勢いだ。

また、1人あたりの訪問頻度は3.2回、平均利用時間は約33分で、どちらの指標も米国を上回っており、日本のユーザーの熱心な利用状況がうかがえる(図8)。

そして、特筆すべきは、このYouTubeの直前参照サイト(流入元)の上位は、ブログやSNSであるということだ。大半のユーザーは大量のコンテンツの中から何らかの動画を探しているのではなく、CGM経由、つまりクチコミでYouTubeの個別動画にアクセスしていることになる。課題の出てきたテレビCMに対して、ネット上のクチコミでウイルスのように拡がっていくバイラルプロモーションは、今後急速に普及していくことが予想される。



 
日本
米国
訪問者数
212万人
776万人
リーチ(ネットユーザー全体における利用率)
5.2%
5.4%
ひとりあたり平均訪問頻度
3.2回
2.7回
ひとりあたり平均利用時間
33分37秒
24分03秒
図8 出所:2006年4月 ネットレイティングス株式会社リリース記事より
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease04272006_J.pdf
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