ウェブマスター2.0の仕事術

ウェブマスター2.0の仕事術 (2):どのアクションをどのタイミングで実施するのか

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ウェブマスター2.0の仕事術

単なる調整役ではない統括役の知見とプランを持とう
ウェブマスターの業務マニュアル完全版

ウェブマスター2.0 — Webmaster 2.0

長谷川 敦士(株式会社コンセント)

どのアクションはどのタイミングで実施するのか

ここまでウェブサイト管理者のやらねばならない業務について述べてきたが、「いったいどこから手をつければいいんだ?」と思う人も多いだろう。限られた時間の中で、効率よく業務を行うために、それぞれの業務を行うべきタイミングの例を示してみよう。

毎日〜毎週やること

定期的なコンテンツ追加

  • 更新作業やニュースなど定期的なコンテンツの追加作業を行う。
  • 更新頻度の高い定型コンテンツであればCMS化を検討しよう。

毎月〜数か月に一度やること

季節的なコンテンツの追加

  • キャンペーンコンテンツや採用情報などの季節的なコンテンツの更新/追加作業を行う。
  • これらのコンテンツは、CMS化を検討してもいいが、更新頻度は低いため適宜内容を検討しながら更新したほうがいい場合が多い。

キーワード広告/バナー広告などの
プロモーション効果分析と出稿

キーワード広告やバナー広告など、プロモーションを行っている場合、その効果を検証しよう。

  • チェックするポイントは、想定している効果が得られているかどうかと、その効果がかけているコストに見合っているかどうかだ。
  • チその検証に基づいて、引き続き出稿を行うかどうかを検討しよう。

アクセス解析とサイトの課題点の洗い出しと
これに伴うサイトの改修

  • 仮説に基づいてアクセス解析のデータを読み、現状のサイトの課題点を検討しよう。
  • 動線に問題はないか、わかりにくい表現はないか、カテゴリ名はわかりやすいかなど、アクセス解析で疑問に感じたことを、実際のサイトで確認する。
  • また、ここで見つかった課題は、すぐに直せるものなのか、リニューアル時に解決しなければならないものなのかを検討し、すぐに直せるものであれば気づいたタイミングで直してしまおう。
  • すぐに直せない課題についても次回リニューアルの際に忘れないで解決できるように、きちんと記録しておこう。

毎年やること

ユーザー像とユーザーニーズの見直し

  • サイトを訪れるユーザーがどういったことを望んでいるかを検討しよう。
  • たとえばここ数年で新卒・中途ともに採用活動は大きくウェブサイトにシフトしている。
  • そういった世の中の状況も考えながら、どんなユーザーがどういう状況でサイトに訪れるか、そのユーザーにはどういった情報や機能が必要なのかを考えてみよう。

レンタルサーバーの見直し

  • ホスティング先についても見直しを行おう。
  • たいていホスティングの料金は年ごとに変わっていくため、現状と同じサービス内容でも大きくコストダウンを図れることもある。
  • アクセス過多による転送量超過料金やレスポンスの低下などが確認されている場合は、1つ上のランクのサービスにしてしまったほうがいいだろう。

運用ワークフローの見直し

  • 年に一度は、現状の運用が効率的に行われているかを検討しよう。
  • ウェブサイト管理者をとりまく状況は常に過酷ではあるが、具体的にどういったことをやるために人材、費用が足りていないのかを具体的にしないことには環境は改善できない。
  • 効率が悪いところ、費用がかかりすぎているところなどがないかどうかを検証しよう。

アクセス解析ツールの見直し

  • アクセス解析ツールも年々変化して高機能化している。
  • ある程度の額を投じて投資を行った場合は、数年かけて回収することになるが、サイトをリニューアルするタイミングでは思い切ってあたらしいアクセス解析ツールを導入してしまうのも手だろう。
  • 最近のアクセス解析ツールでは、サイト側にスクリプトを埋め込むなどの対応が必要な場合も多いため、この場合もサイトリニューアルのタイミングと合わせてしまったほうが効率的だ。

数年に一度やること

企業内でのサイトの役割の見直し

  • その企業内でサイトがどういった役割を持っているのか、その役割は全うできているのかを検討しよう。
  • 年々ビジネスにおけるウェブサイトの重要性も高まっており、企業内でのサイトの役割も変化し続けている。
  • あまり短い期間で方針を変えてしまっては、現場が混乱するだけだが、1年〜数年に一度は方針を見直し、改善すべきところは改善する検討を行っていこう。

サイトのフルリニューアル
(動線設計、デザイン、コンテンツ内容)

  • サイトの役割の見直しにともない、サイトのリニューアルを検討しよう。
  • リニューアルの際には、デザイン、機能やコンテンツだけでなく、CSSなどのウェブ標準への対応、アクセシビリティ対応、携帯端末対応、CMS導入、サーバー移転などいくつか同時に検討すべき事項が出てくる。
  • 大きくサイトの内容が変更されると、運用ワークフローにも影響が現れる。
  • 特に運用ワークフローはその後もずっと続くものであるため、リニューアルの際にはどういった運用を行うかについても慎重に議論を行いたい。

ウェブサイト管理者が考えなければならない要素について、「サイトに人を呼ぶ」「サイトでのもてなし」「効率的に運用する」という3つの観点から解説を行ってきた。また、ウェブサイトの目的の設定の考え方について述べてきた。実際にはそれぞれの要素について、サイトに合わせて要素を選択することになる。このあとに紹介するサンプルケースを参考にしながら、自分のサイトに合ったパターンを作っていってみよう。

先にも述べたが、このときそれぞれの要素を独立して考えるのではなく、それぞれ関連させて考えてみることが重要だ。また、一度運用を始めてから、それぞれの要素について適宜見直しをして、理想的なサイト運用の形に近づけていってほしい。

サイトの目的が明確でないと何も判断できない

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