売れるネットショップ開業・運営

筆が進まない場合は、人の言葉から糸口をつかむ | 売れるネットショップの法則75

文章を書くと考えずに、商品を対面販売しているつもりで、試しに口に出してしゃべってみよう
売れるネットショップ開業・運営eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。
※この記事は、書籍 『売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。』 の内容の一部を、Web担の読者向けに特別にオンラインで公開しているものです(序章もご覧ください)。
この記事は第4章「『長く売れる』ための追客の法則」のトピック「種をまいて読者を増やす」の記事です。重要度★☆☆緊急度★★☆

人と話している感覚で書こう

対面販売も緊張する場合

対面販売するシーンを想像しても萎縮してしまう場合は、気心の知れた友人に商品を紹介するつもりでしゃべってみてほしい。

書き慣れないうちは、メルマガの執筆は実に厄介な作業だ。いざメルマガを書こうとした段階で、何を書けばいいのか悩んでしまい何時間たっても結局1文字も書けなかった……という話もよく聞く。

文章を書くことにあまり慣れていない人は、どうも「書く」という行為自体に萎縮してしまいがちだ。そこで、文章を書くと考えずに、商品を対面販売しているつもりで、試しに口に出してしゃべってみよう。

「この商品って何?」「これは北海道の生乳100%で作ったチーズケーキなんです。」「チーズケーキって、他のとどこが違うの?」「実はすべて手作業で作っているので1日限定20個しか生産できない幻のチーズケーキなんですよ。」というように、実際に口に出しながら話を進めて、それを書き起こしていけばいい。肩肘を張りすぎて、どこかで見たようなこなれたキャッチコピーや、プロ級の文章を書こうとすると、かえって分かりづらくなってしまう。誰でも同じだ。この作業は、1人でやってもいいが、誰かに相手をしてもらいながら書くと、より進めやすくなるだろう。

知名度の高い型番商品を売るなら、長々と説明しなくても構わないが、オリジナルブランド商品を売るなら、分かりやすい説明が欠かせない。目の前の人に、商品の良さを話して聞かせる感覚で気軽に書いてほしい。慣れれば驚くほど短い時間で作成できるようになるはずだ。

会話をしながら、メルマガの文面を考える
会話をしながら、メルマガの文面を考える
普段話すような、簡単な言葉で考えると自然な説明が出てくる。

積極的に顧客の声を引用しよう

顧客の声(商品レビューや感想)を引用するのも手堅い方法だ。ネットショップのユーザーは、商品ページやメルマガの情報だけでなく、価格.comや楽天レビューなどのクチコミ情報もかなりチェックしているものだ。実際に買った人の感想を聞いて、宣伝文句の陰に隠れた使い心地や盲点などをチェックするためだ。そして、商品に満足したユーザーによる「高評価レビュー」(コメント)は、商品購入を迷っているユーザーの背中を、強力にプッシュしてくれる。

そこで、この商品レビューをメルマガの文面にも引用ししよう。いわば「購入客に商品説明をしてもらう」わけだ。レビューはまさに宝の山で、自分が考え付かない角度からのアピールポイントなど、あらゆる角度からの商品アピールがそろっている。ぜひ積極的にチェックし、メルマガに転載してほしい。店の賑わいぶりも演出できるので非常に有効である。

なお、楽天レビューのように公開されているものには使用許可を取る必要はないが、メールなどで寄せられた感想やブログの意見などは、許可を得てから掲載するようにしよう。

ユーザーの声の掲載例
ユーザーの声の掲載例
「配信停止」に過敏にならない
川村氏

メルマガを配信停止されると正直へこみますよね。配信停止ページ上にメルマガ購読のメリットを記載して、購読を継続してもらうように説明すれば、少しは停止が減るでしょう。しかし、必要以上に過敏になるのは考えものです。例えば、懸賞応募だけの未購入客の配信停止などをいちいち気にしていても、何にもなりません。砂粒の中から探し出した砂金である大切な顧客をつなぎとめておくことが重要なんです。むしろ本当に危惧すべきは常連客が離れてしまうこと。これは店舗にとって大きな損失になります。無理な売り込みは控え、末永く読んでもらえるメルマガ作りを心がけましょう。(川村)

売れるネットショップ開業・運営

※この記事は、書籍『売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです(序章もご覧ください)。

ネットショップでモノが売れない、なぜ?
資金力ではありません。やり方が違うんです。

「商品タイプ別」のネットショップ開業・運営ノウハウとは?

例えば、剣道用品のような「ニッチ商品」と、無名の自社ブランド商品、価格競争の激しい有名メーカー品では、有効な「売り方」はまったく違います。

本書では、取扱商品を4タイプに分類し、各タイプの強みを生かした集客・ページ接客・リピート促進手法を紹介します。

【自分の店の強み】を知れば、混乱していた頭もすっきりし、優先順位が明確になり、それまで空回りだった歯車も噛み合います。

目からウロコ が落ちました。ショップの立ち位置が明確になりました。
何から手を付けていいのか分からない状態に光が射しました。

事実、多くのネットショップ店長からそんなコメントを頂いています。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

インデックス
検索エンジンがWebページをデータベースに保存しているデータベース。データベース ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]