初代編集長ブログ―安田英久

Twitterタイムラインをサイトに貼り付けてる人、3月までに直さなきゃダメよ

Twitterが提供しているツイート一覧をサイトに掲載する仕組みが3月には使えなくなってしまうのです
Web担のなかの人

今日は、サイトにツイート一覧を貼り付けている人向けのお知らせです。というのも、Twitterが提供しているツイート一覧をサイトに掲載する仕組みが3月には使えなくなってしまうのです。

Twitterは、標準のサイト貼り付け用ツイート一覧ボックス(「Join the conversation」と表示されるやつ、ウィジェット)の提供を近いうちに終了することを発表しました(代替手段については後述)。

このスタイルのツイート一覧をサイトに貼り付けていたら要注意。3月以降使えなくなるように

Twitterの新しいAPI(プログラムによるツイートデータ取得の仕組み)への移行によるものです。この「Join the conversation」ウィジェットは古いAPIを使っているため、新APIへの切り替えにともなって使えなくなるのです。

正式な提供終了時期は確定していませんが、完全に終了するとウィジェットには何も表示されなくなってしまうようです(API呼び出しは「410 Gone」ステータスコードを返すようになります)。

念のために整理しておくと、この「終了」は、次のような影響があります。

  • Twitterのサイトにブラウザでアクセスしてツイートを見たり発言したりすること ―― 一切影響なし

  • スマホアプリやその他のアプリでツイートを見たり発言したりすること ―― アプリが新バージョンのAPIに対応済みならば影響なし(対処法:アプリ開発者に対応してもらうことしかありません)

  • Twitter公式「Join the conversation」スタイルのツイート一覧ウィジェットをサイトに貼り付けている場合 ―― 影響あり(対処法:新しい「埋め込みタイムライン」ウィジェットに差し替える、後述)

  • Twitter公式のツイートボタンをサイトに設置している場合 ―― 影響なし

  • その他独自にTwitterのデータを扱うプログラムをサイト用に作っている場合 ―― API 1.1に移行していれば影響なし。API 1.0ならば影響あり(対処法:新バージョンのAPIに対応したものに作り替える)

3月6日午前2時に1時間だけ停止テスト

スケジュールとしては、旧バージョンAPIの提供を一時的に終了状態にする「停電テスト」を日本時間の3月6日(水)午前2時~3時に実施し、その後また停電テストをしてから完全な終了に向かうようです。

サイトで使っていないかチェックするには……

この「Join the conversation」スタイルのツイート一覧ウィジェットがサイト上で使われている部分を探すには、「TWTR.Widget」というキーワードで探すのがいいでしょう。

といってもこれはHTML内のスクリプトコードなのでGoogle検索などでは見つけられません。CMSのテンプレートやコンテンツ一覧のHTMLソースを「TWTR.Widget」で検索するか、サーバー上のHTMLソースから「TWTR.Widget」を検索(grep)するといいでしょう。

コードは次のようになっているはずです。

<script src="http://widgets.twimg.com/j/2/widget.js"></script>
<script>
new TWTR.Widget({
……

使ってたら「埋め込みタイムライン」ウィジェットに差し替えを

もし「Join the conversation」スタイルのツイート一覧ウィジェットを使っていたら、新しいAPIに対応した「埋め込みタイムライン」ウィジェットに差し替えましょう。

「埋め込みタイムライン」ウィジェットはTwitterアカウントから作成します。

作るにはブラウザでTwitterのサイトに行き、右上の歯車アイコンから[設定]を選んでから、左に表示されるメニューで[ウィジェット]を選び、[新規作成]ボタンをクリックします。

新しい「埋め込みタイムライン」ウィジェット

@Anywhereは一足先に正式終了

ちなみに、Webページ上でTwitter関連の便利な機能を提供する「@Anywhere」というサービスをTwitterが提供していましたが、こちらも同様に新APIへの移行でサービス提供が終了されます。

こちらは一歩先に、停止テストなしに米国時間の3月5日をもって正式に終了されます。

@Anywhere機能は3月5日(米国時間)で一歩先に正式終了

@Anywhereの仕組みが使われている部分を探すには、「Join the conversation」ウィジェットの場合と同様に、HTMLのソースコードで「twttr.anywhere」を検索します。コードは次のようになっているはずです。

<script type="text/javascript" src="http://platform.twitter.com/anywhere.js?id=xxxxxxxx&v=1"></script>
<script type="text/javascript">
twttr.anywhere(function (twitter) {
……
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