クレカよりも購入単価が1.4倍も高い。決済サービス「Paidy」を導入した「X-Border」の事例 | 特集 決済サービス | ネットショップ担当者フォーラム | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2015年10月6日(火) 08:00
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米アマゾンなどの商品の購買代行サイト「X-Border」が「Paidy」を導入した理由などについて聞いた

IDやパスワードなどの事前登録は必要なく、クレジットカード番号の代わりに携帯電話番号とメールアドレスを入力するだけで利用できるオンライン決済サービス「Paidy」。この決済サービスを利用して事業を成長させているのが、米国のアマゾンなどの商品購買代行サービス「X-Border」だ。「Paidy」の導入メリットとは何か。「X-Border」の谷口雅敏社長に、「Paidy」のマーケティング・マネージャー、クリスティーナ・ポペスク氏が話を聞いた。

日本に事務所を持ち、時差なく対応することで人気に

クリスティーナ事業を始めたきっかけを教えて下さい。

谷口もともと私は検索対策などのマーケティング会社を運営していました。会社はそこそこうまくいっていたのですが、会社をもっと大きくしたいと思いシリコンバレーで勉強してみると、世界に向けて発信していくサービスをめざす人が多かった。私ももっと世界を動かすサービスをしたいと考えるようになったのです。

米国と日本を行ったりきたりしているとき、交通も物流も発展している中、米国のサイトから商品を購入するユーザーは少なかったことに気が付きました。ここにギャップがあると思い、2014年3月に事業を開始しました。

クリスティーナどんなお客さんが利用されているのですか。

谷口30代~40代の男性が数多く利用されています。よく購入されているのは、日本であまり流通していないような商品。たとえば、米国でしか売っていないiPhoneケースやスマホ用アクセサリーなどが人気です。事業を始めた当初は、海外のアパレルなどを購入される方が多いと思っていたのですが、実際は情報感度の高い男性が米国でしか流通していないものを買うケースが多いですね。また、車のパーツやタイヤなどは、国際配送料を含めても日本で買うよりも安い。このように、内外価格差のある商品を購入される方も多くいます

「X-Border」を運営するシンプリックの谷口雅敏社長

クリスティーナ同じようなサービスをしているサイトは日本にはありますか。

谷口ありますが、最大の違いは日本に事務所があるかどうか。当社は日本に事務所を構えてサービスを行っているため、お客さんが問い合わせを行う際に、メールだけでなく、チャットでもすぐに相談できるようにしているので、時差なく対応することができます。検品にも力を入れており、ある一定期間内に初期不良があった場合、当社が全額補償する独自の対応を行っている点が差別化点であると思います。

クリスティーナ現在の事業規模を教えて下さい。

谷口具体的な受注数や売上高などはまだ公表できません。しかし、順調に成長しており、毎月40%ずつ伸びているような状況となっています。

エクスチェンジコーポレーション マーケティング・マネージャー
クリスティーナ・ポペスク氏
手数料はクレジットカードよりも安く、購入金額の上限も問題ないため導入

クリスティーナ「Paidy」を導入したのはどういった理由からですか?

谷口「X-Border」は当初、クレジットカード決済のみでした。銀行振り込みを決済手段として増やした際、売り上げが大きく伸びました。決済方法を増やすと、売り上げアップにつながるということを感じたのです。そこで、次に後払い決済を導入しようと考えたのですが、決済手数料が高かったり、購入金額の上限が5万円である点などがハードルになりました。

ただ、「Paidy」に聞いてみると、決済手数料がクレジットカード決済よりも安く、購入金額の上限も問題なかった。そのため、すぐに導入を来ました。

クリスティーナ「Paidy」を導入してみて、何か問題はありましたか。

谷口導入当初は、「Paidy」の利用そのものについて問い合わせがあると思っていましたが、実際は皆無でした。スムーズに利用していただけるのだなと思いました。

当社のオペレーションは、事前にしっかりとサポートを受けたため、スムーズに動かすことができました。審査がほぼリアルタイムで行われるため、導入後もクレジットカードと同じようなオペレーションで動かすことができ、負荷を感じることなく運営できています。

Paidyの導入メリット

クリスティーナ現在、「Paidy」はどれくらい使われていますか。

谷口「Paidy」を導入する前はクレジットカード決済が7割、銀行振り込みが3割といった割合でしたが、今年5月に導入して約3カ月ですでに2割が「Paidy」決済になっており、クレジットカード5割、銀行振り込み3割といった割合になっています。

クリスティーナ「Paidy」を導入することで変わった指標などはありましたか。

谷口クレジットカード決済を利用されるお客さまと比べると、購入単価が1.4倍です。また、「Paidy」を利用するお客さまはほとんどが新規ユーザーなので、新規ユーザーの獲得にもつながっていると思います。

「X-Border」
米国だけでなく、中国、欧州、東南アジアなどにサービス広げる

クリスティーナ改善点があれば教えて下さい。

谷口ないですね。オペレーションの負荷もないですし、クレジットカードよりも手数料が安いので、とても使いやすい決済だと思っています。

クリスティーナ事業の将来の展望は。

谷口当社の事業は2つの領域があります。1つはお客さまの求める物をいかに探しやすくするかという点。これに関しては今後、新たなテクノロジーなどを導入しながら、当社から消費者に提案できるようにしていきたい

もう1つが物流面。到着スピードを高めたり、ラッピングができるなどのオプションを付けることができるようにしていくことが重要だと思っています。

現在は米国の商品を日本に送るというサービスですが、物流などが整えば、日本から米国に販売したり、米国から中国、ヨーロッパから東南アジアなどに展開するなど、いろいろなサービス設計ができるようになると思います。将来的にはグローバルに展開できるサービスにしていきたいですね。

左から、クリスティーナ氏、谷口社長、シンプリック・阿部俊介 マーケティング部長

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中川 昌俊
ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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